DVx Research Memo(1):今期も連続増収増益で営業利益は過去最高
[15/06/24]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
ディーブイエックス<3079>は、循環器疾病分野を中心とした医療機器の販売会社。不整脈事業(販売代理店業)と虚血事業(主に輸入総代理業)が2本柱。不整脈事業の市場シェアは関東圏で40%、全国でも20%とトップで、顧客に対する技術営業サポート力を武器にシェアを拡大中。虚血事業では主に国内に競合品がない高度医療機器を海外で発掘し、独占販売権を持って輸入総代理店となり、医療施設や代理店向けに販売を行っている。
5月15日付で発表された2015年3月期の業績は、売上高が前期比8.4%増の28,647百万円、営業利益が同10.2%増の1,429百万円と上場来の連続増収増益を継続した。円安の影響で虚血事業が微減益となったものの、不整脈事業やその他事業の脳外科関連商品などの拡大によりカバーした。また、エキシマレーザ血管形成システムの新領域として期待されている下肢末梢動脈治療用レーザカテーテルについては、治験が2015年4月に終了し、今後薬事申請を行って、2017年の販売開始を予定している。
2016年3月期の業績見通しは、売上高が前期比10.3%増の31,589百万円、営業利益が同7.0%増の1,530百万円と増収増益基調が続く見通し。関西エリアで大規模病院の新規開拓が進み、主力の不整脈事業の拡大が見込めるほか、虚血事業やその他事業も2ケタ増収となる見通し。人材投資とIT投資を積極的に行うため、利益率は若干低下する見込みだが、保守的な計画となっている。なお、為替前提レートは1ドル120円で、1円の円安は16百万円の減益要因となる。
同社は中期的な事業戦略として、不整脈分野での更なるシェア拡大と不整脈分野以外への進出(販売代理店業)、海外製医療機器の新製品に関する独占販売権獲得などを進めていく方針だ。地域基幹病院に人脈を持つキャリア人材の採用も進めながら、成長拡大路線を推進していく。高齢化社会が進む国内市場において、同社が事業領域とする循環器系を中心とした患者数は今後も増加していくことが予想され、技術営業のサポート力やニッチトップ製品の独占販売権などに強みを持つ同社の業績も、年率2ケタ成長が続く可能性が高い。
■Check Point
・不整脈分野の医療機器販売でトップシェア
・ROEは20%超を継続、生産性も向上を続ける
・配当性向20%が基準、利益成長とともに連続増配
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
<HN>
5月15日付で発表された2015年3月期の業績は、売上高が前期比8.4%増の28,647百万円、営業利益が同10.2%増の1,429百万円と上場来の連続増収増益を継続した。円安の影響で虚血事業が微減益となったものの、不整脈事業やその他事業の脳外科関連商品などの拡大によりカバーした。また、エキシマレーザ血管形成システムの新領域として期待されている下肢末梢動脈治療用レーザカテーテルについては、治験が2015年4月に終了し、今後薬事申請を行って、2017年の販売開始を予定している。
2016年3月期の業績見通しは、売上高が前期比10.3%増の31,589百万円、営業利益が同7.0%増の1,530百万円と増収増益基調が続く見通し。関西エリアで大規模病院の新規開拓が進み、主力の不整脈事業の拡大が見込めるほか、虚血事業やその他事業も2ケタ増収となる見通し。人材投資とIT投資を積極的に行うため、利益率は若干低下する見込みだが、保守的な計画となっている。なお、為替前提レートは1ドル120円で、1円の円安は16百万円の減益要因となる。
同社は中期的な事業戦略として、不整脈分野での更なるシェア拡大と不整脈分野以外への進出(販売代理店業)、海外製医療機器の新製品に関する独占販売権獲得などを進めていく方針だ。地域基幹病院に人脈を持つキャリア人材の採用も進めながら、成長拡大路線を推進していく。高齢化社会が進む国内市場において、同社が事業領域とする循環器系を中心とした患者数は今後も増加していくことが予想され、技術営業のサポート力やニッチトップ製品の独占販売権などに強みを持つ同社の業績も、年率2ケタ成長が続く可能性が高い。
■Check Point
・不整脈分野の医療機器販売でトップシェア
・ROEは20%超を継続、生産性も向上を続ける
・配当性向20%が基準、利益成長とともに連続増配
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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