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東京ボード工業---新規事業であるWPCを開始、PBRは1倍割れ

注目トピックス 日本株
東京ボード工業<7815>は「リサイクリングで地球環境の未来を創る」という経営理念のもと、木質廃棄物を再資源化して製造した「パーティクルボード」の販売を通し、地球環境への負荷を低減することを目的とした木材環境ソリューション事業並びにファシリティ事業を営んでいる。ファシリティ事業では同社保有不動産の荒川工場跡地及び足立工場跡地の有効利用として、荒川工場跡地を医療機関に貸与しており、足立工場跡地はショッピングタウン「カリブ梅島」として施設の管理運営をしている。2014年12月の新規上場。

パーティクルボードとは、木材の小片(木材チップ)を接着剤と混合し、熱圧成形した木質ボードである。JIS規格の寸法や性能によって様々な種類及び用途がある。このうち同社では、マンションの二重床の床下地材として使われるパーティクルボードを主力製品としており、住宅市況の影響を受けるものの、WPC(木粉とプラスチックを混合し成形することによって製造される「木材プラスチック再生複合材」)拡販などで2016年3月期は売上高で前期比8.5%増の65.57億円が見込まれている。

一方、新規事業であるWPCの生産設備の稼働等で減価償却費年額4.92億円が見込まれている。これにより、減価償却費が前期の3.47億円、前々期の3.21億円から大幅に増加することとなり、営業利益で前期比7.5%減の6.97億円が予想されている。ただし、PBRは1倍割れとなっており、下値不安に乏しい状況となっている。



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