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CDG Research Memo(7):今期予想は保守的か、米子会社は黒字化へ

注目トピックス 日本株
■今後の見通し

(1)2016年3月期業績見通し

CDG<2487>の2016年3月期の連結業績は、売上高が前期比0.5%増の11,000百万円、営業利益が同10.0%減の700百万円、経常利益が同11.9%減の700百万円、当期純利益が同16.3%減の420百万円と減益を見込んでいる。

売上高に関しては、前期に計上した大型案件が一巡することや、製薬業界向けの販促用ギミックが業界の規制強化によって無くなる可能性もある(200〜300百万円の減収要因)ことから、前期比微増収にとどまるとみている。とは言え、国内景況感の改善が続くなかでSP市場も追い風が吹いており、会社計画は保守的な印象が強い。一方、利益面ではマーケティングソリューション領域や米国子会社での営業体制を強化していくため、人件費を中心とした経費の増加がマイナス要因となる。

売上高のプラス要因としては、既存顧客数社との年間独占契約が獲得できたことや、前期に新規受注した大手コンビニエンスストアとの商品開発プロジェクトが継続すること、ワールドカップサッカー関連のプロジェクト成功で認知度が向上し、ユニフォームの売上高が前期比2桁増の300〜400百万円へ拡大が見込まれることなどが挙げられる。また、世界的人気コンテンツであるスター・ウォーズの劇場公開が2015年12月に予定されており、様々な販促プロジェクトが盛り上がると予想されるなかで、今後の受注獲得状況によっては計画の上振れ余地もあると考えられる。

その他、米子会社に関しては2016年3月期中の黒字化が見込まれる。日系の自動車、飲料メーカー向けに受注が着実に増えてきたほか、今期は現地の営業スタッフを数名程度、初めて採用し、現地企業向けの営業も本格化していく予定となっている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

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