注目銘柄ダイジェスト(前場):東芝、兼松、エスクローAJなど
[15/07/13]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
東芝<6502>:375.5円(前日比-1.7円)
売り優勢。証券取引等監視委員会では、第三者委員会の報告書を待って、不適切会計の本格的な調査に入ると報じられている。第三者委員会ではトップが関与していたと判断ともされている。東証では今後、「特設注意市場銘柄」に指定の見通しとも。事態の長期化を嫌気するほか、問題のさらなる深刻化に対する警戒感なども強まる状況となっているようだ。一部での楽観的な見方などもやや後退する方向に。
兼松<8020>:215円(前日比+12円)
買い優勢。大和では投資判断を新規に「2」、目標株価は280円と設定している。今後の業績は堅実な拡大傾向が予想されるとしているほか、PBR水準には割安感が強いと見ているもよう。堅実な利益成長と資本政策の自由度の高さを考えれば、中期にわたってROE10%以上を維持する可能性が高いとしているほか、事業絞込みと得意分野に特化した経営戦略も高く評価できると判断。
インターライフ<1418>:263円(前日比+16円)
大幅続伸。15年3-5月期(第1四半期)決算を発表している。営業利益は前年同期比2.2倍の1.14億円と大幅な増益で着地した。売上高はほぼ横ばいとなったが、全部門黒字化に向けた粗利率の改善などを進めた結果、内装工事事業において前年同期を大幅に上回る利益率となった。なお、16年2月期の上期営業利益見通しは前年同期比17.5%増の2.00億円、通期見通しは前期比3.2%増の4.70億円で据え置いている。
デザインワン<6048>:5560円(前日比+360円)
大幅反発。同社の運営する口コミ店舗検索サイト「エキテン」のサイト内広告表示に、Gunosy<6047>の提供するアドネットワーク「Gunosy Network Ads」を採用したと発表している。サイトコンテンツと親和性の高いインフィード広告の導入が可能となるため、「エキテン」が持つユーザーと店舗とを結ぶ集客・情報プロバイダーとしての価値を毀損することなく、広告の収益性を向上させることが期待されるという。
ラクーン<3031> 1328円(前日比+93円)
急反発。1株につき3株の割合で株式分割を実施すると発表している。基準日は7月31日。株価は前週末の下落で25日線水準まで調整していたが、本日は株式分割による流動性向上などをポジティブ視した買いが先行し反発を見せている。
プラザクリ<7502>:357円(前日比+25円)
大幅続伸。50万株、2億円を上限に自己株式取得を実施すると発表している。発行済株式総数(自己株式を除く)の3.61%に相当する。期間は15年7月13日から16年3月31日まで。需給面での支援材料として好感した買いが先行し、一時389円まで上昇する場面があった。
イグニス<3689>:3350円(前日比+315円)
大幅に5日続伸。子会社のスワッグアップがAndroid版を提供中の「breaker:ブロック崩し-30秒でどこまで壊せますか?」のiOS版をリリースしたと発表している。同タイトルは30秒間でどこまでブロックを崩せるかを競う新感覚のカジュアルゲームで、iOS版では新たにGame Centerの機能を使い、画面上部にハイスコアのランキングが表示されるようになったという。
エスクローAJ<6093>:7310円(買い気配)
ストップ高買い気配。15年3-5月期(第1四半期)決算と同時に、16年2月期の上期及び通期業績予想を上方修正している。第1四半期の営業利益は前年同期比2.1倍の1.43億円で着地した。また、上期営業利益見通しは従来の0.73億円から2.06億円へ、通期見通しは2.27億円から3.28億円へと引き上げた。エスクローサービスにおけるシステム利用頻度や、BPOサービスにおける融資関連業務の受注が当初の想定以上に堅調となった。
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