BBT Research Memo(3):BBT大学を中心にオンライン型教育として高い評価
[15/07/15]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■事業概要
(2)遠隔教育サービスの特長・強み
遠隔教育サービスの事業の流れを簡単に説明すると、まず、コンテンツの制作に関しては、時代のニーズに合致したテーマをコンテンツ会議で決定し、そのテーマに最適な講師を選んで自社の制作スタジオで年間約1,000時間の新規コンテンツの開発を行っている。講師陣は、大前研一氏を始めとした著名経営コンサルタントや大学の教授、企業経営者などに依頼している。
現在、同社のコンテンツライブリーは約10,000時間のコンテンツを蓄積しており、インターネットや衛星放送、あるいはDVD等で受講者に配信されている。講義内容の質問やそれに対する回答、あるいは受講生同士のディスカッション、試験やサポートなどはすべて同社が開発した遠隔教育プラットフォーム「AirCampus®」を介して行われる。
ビジネス・ブレークスルー<2464>の遠隔型教育サービスの特徴、強みは以下の3点にまとめることができる。まず、第1の強みとしては約10,000時間と国内最大級のコンテンツ量を蓄積しており、ビジネススクールの教育サービスとしては、コンテンツの内容も含めて群を抜いているという点が挙げられる。なお、コンテンツの制作コストに関しても、本社内に自社スタジオを2つ有することにより、低コスト化を実現している。
第2の強みとしては、自社開発した遠隔教育システム「AirCampus®」にある。同システムは、映像による講義を視聴したかどうかを認証する視聴認証システム(日米でビジネスモデル特許取得)、理解度を確認するテスト、修了レポート等の提出、成績管理を含めた履修状況を管理する履修管理システム、さらにはクライアントベースで実装されるディスカッション機能、掲示板機能等、Eラーニングに必要な機能を網羅的に有している。また、使用デバイスもPCだけでなく、スマートフォンやタブレット端末にも対応し、いつでもどこにいても受講できる事が特長である。
第3の強みとしては、過去の実績によって蓄積された教務ノウハウにある。同社は2001年にオーストラリアのボンド大学と提携し、共同プログラムを運営するなど、既にMBAプログラムでは15年以上のノウハウを蓄積している。「Bond-BBT MBA」「BBT大学大学院」の卒業生は1,500人超、在校生は約800名と、国内では最大級の規模であり、遠隔型のビジネススクールとしては他の追随を許さない。2014年にはBBT大学が、第11回日本e-Learning大賞の厚生労働大臣賞を受賞する等、オンライン型の教育サービス企業として高い評価を受けている。
また、起業家を養成する「アタッカーズ・ビジネススクール」の修了生には、後に株式上場を果たすミクシィ<2121>やケンコーコム<3325>、アイスタイル<3660>などの創業者を輩出しているほか、スタートアップ起業家支援プロジェクト「背中をポンと押すファンド(SPOF)」を通じて、ニュービジネスにチャレンジする起業家に対して、資金的に後押しすることも行っている(BBT修了生が対象、1件当たり最高200万円、出資比率20%未満)。2015年3月期においてもSPOFを通じて、5社のベンチャー企業に出資を行っている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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(2)遠隔教育サービスの特長・強み
遠隔教育サービスの事業の流れを簡単に説明すると、まず、コンテンツの制作に関しては、時代のニーズに合致したテーマをコンテンツ会議で決定し、そのテーマに最適な講師を選んで自社の制作スタジオで年間約1,000時間の新規コンテンツの開発を行っている。講師陣は、大前研一氏を始めとした著名経営コンサルタントや大学の教授、企業経営者などに依頼している。
現在、同社のコンテンツライブリーは約10,000時間のコンテンツを蓄積しており、インターネットや衛星放送、あるいはDVD等で受講者に配信されている。講義内容の質問やそれに対する回答、あるいは受講生同士のディスカッション、試験やサポートなどはすべて同社が開発した遠隔教育プラットフォーム「AirCampus®」を介して行われる。
ビジネス・ブレークスルー<2464>の遠隔型教育サービスの特徴、強みは以下の3点にまとめることができる。まず、第1の強みとしては約10,000時間と国内最大級のコンテンツ量を蓄積しており、ビジネススクールの教育サービスとしては、コンテンツの内容も含めて群を抜いているという点が挙げられる。なお、コンテンツの制作コストに関しても、本社内に自社スタジオを2つ有することにより、低コスト化を実現している。
第2の強みとしては、自社開発した遠隔教育システム「AirCampus®」にある。同システムは、映像による講義を視聴したかどうかを認証する視聴認証システム(日米でビジネスモデル特許取得)、理解度を確認するテスト、修了レポート等の提出、成績管理を含めた履修状況を管理する履修管理システム、さらにはクライアントベースで実装されるディスカッション機能、掲示板機能等、Eラーニングに必要な機能を網羅的に有している。また、使用デバイスもPCだけでなく、スマートフォンやタブレット端末にも対応し、いつでもどこにいても受講できる事が特長である。
第3の強みとしては、過去の実績によって蓄積された教務ノウハウにある。同社は2001年にオーストラリアのボンド大学と提携し、共同プログラムを運営するなど、既にMBAプログラムでは15年以上のノウハウを蓄積している。「Bond-BBT MBA」「BBT大学大学院」の卒業生は1,500人超、在校生は約800名と、国内では最大級の規模であり、遠隔型のビジネススクールとしては他の追随を許さない。2014年にはBBT大学が、第11回日本e-Learning大賞の厚生労働大臣賞を受賞する等、オンライン型の教育サービス企業として高い評価を受けている。
また、起業家を養成する「アタッカーズ・ビジネススクール」の修了生には、後に株式上場を果たすミクシィ<2121>やケンコーコム<3325>、アイスタイル<3660>などの創業者を輩出しているほか、スタートアップ起業家支援プロジェクト「背中をポンと押すファンド(SPOF)」を通じて、ニュービジネスにチャレンジする起業家に対して、資金的に後押しすることも行っている(BBT修了生が対象、1件当たり最高200万円、出資比率20%未満)。2015年3月期においてもSPOFを通じて、5社のベンチャー企業に出資を行っている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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