オークファン Research Memo(3):サービス課金、ネット広告、マーケティング支援で収入源構成
[15/07/15]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■会社概要
(2)事業内容
オークファン<3674>が手掛ける事業は、オークション、ショッピングの商品及び価格情報の比較・検索・分析等が可能な価格情報比較サイト「aucfan.com(オークファン)」の運営を中心としたインターネットメディア事業である。ヤフー<4689>及び楽天<4755>、amazon(アマゾン)、e-Bayなど、国内外のオークションサイト及び通販サイト運営会社から取得した商品の落札・売買価格情報を蓄積(蓄積されたデータ数は300億件を超える)、それらのデータを統合・解析し、自社サイト「オークファン」で相場情報として提供している。その価格情報は実売価格が基本で、ユーザーの多くが販売者(売り手)であることが特徴である。15年3月末の一般会員(無料会員数)数512千人で、プレミアム会員数44,484人を誇る。
同社の収入源は、サービス課金収入及び、ネット広告収入、マーケティング支援収入の3つで構成されている。2015年9月期第2四半期(2014年10月−2015年3月)は、サービス課金収入50.3%、ネット広告収入32.3%、マーケティング支援収入17.4%となっており、サービス課金収入が全体の半分以上を占める。
●サービス課金収入
「オークファン」は基本的に無料で利用できるが、商品及び価格情報をより長い期間にわたり閲覧できる、あるいはオークションに関する更なる利便性の高い機能、及び特別なノウハウ等の有益な情報を求めるユーザーに対する基本サービスである「オークファンプレミアム」のほか、データ分析ツール「オークファンプロ」などのサービスを有料で提供している。さらにオークションを一から学びたいユーザー、ビジネスとして展開したいユーザーに対して対面型セミナーの開催及び、そのDVD販売なども行っている。会員数の多いオークファンプレムアムが主力となっている。
●ネット広告収入
「オークファン」でユーザーが商品をクリックまたは購入した際に、商品を販売するeマーケットプレイス、または各ECサイトを取りまとめる広告代理店・メディアレップから支払われる広告料金で、成果報酬型広告※1、検索連動型広告※2、ネットワーク広告※3に分かれるが、成果報酬型広告が主力となっている。
※1広告主が「オークファン」に広告を掲載し、そこにアクセスしたユーザーが当該商品・サービスを購入した際に報酬が支払われる広告
※2「オークファン」上で利用者が検索したキーワードに関連した広告が検索結果画面上に表示され、ユーザーがクリックするごとに広告主から収入を得られる広告
※3アドネットワーク事業者が提供する仕組みを利用し、表示回数またはクリックに応じて広告主から収入を得られる広告
●マーケティング支援収入
顧客に対して直接営業または広告代理店・メディアレップを経由して営業することで、広告販売、データソリューション、その他のサービスを販売する。広告販売である純広告収入は同社の主要ユーザーへ自社製品及びサービスの認知拡大及び自社サイトへ誘導を行いたい広告主に対して、「オークファン」の広告サービスを販売している。データソリューション販売は、同社にてeマーケットプレイスから取得した商品及び価格情報を整理統合し、加工及び統計学的補正を施したものを分析レポート等の形式で販売している。その他はオークション大学、らくらく卸、仕入れモール等の収入で構成されている。売上の主力は純広告収入が半分程度を占める。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 森本 展正)
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(2)事業内容
オークファン<3674>が手掛ける事業は、オークション、ショッピングの商品及び価格情報の比較・検索・分析等が可能な価格情報比較サイト「aucfan.com(オークファン)」の運営を中心としたインターネットメディア事業である。ヤフー<4689>及び楽天<4755>、amazon(アマゾン)、e-Bayなど、国内外のオークションサイト及び通販サイト運営会社から取得した商品の落札・売買価格情報を蓄積(蓄積されたデータ数は300億件を超える)、それらのデータを統合・解析し、自社サイト「オークファン」で相場情報として提供している。その価格情報は実売価格が基本で、ユーザーの多くが販売者(売り手)であることが特徴である。15年3月末の一般会員(無料会員数)数512千人で、プレミアム会員数44,484人を誇る。
同社の収入源は、サービス課金収入及び、ネット広告収入、マーケティング支援収入の3つで構成されている。2015年9月期第2四半期(2014年10月−2015年3月)は、サービス課金収入50.3%、ネット広告収入32.3%、マーケティング支援収入17.4%となっており、サービス課金収入が全体の半分以上を占める。
●サービス課金収入
「オークファン」は基本的に無料で利用できるが、商品及び価格情報をより長い期間にわたり閲覧できる、あるいはオークションに関する更なる利便性の高い機能、及び特別なノウハウ等の有益な情報を求めるユーザーに対する基本サービスである「オークファンプレミアム」のほか、データ分析ツール「オークファンプロ」などのサービスを有料で提供している。さらにオークションを一から学びたいユーザー、ビジネスとして展開したいユーザーに対して対面型セミナーの開催及び、そのDVD販売なども行っている。会員数の多いオークファンプレムアムが主力となっている。
●ネット広告収入
「オークファン」でユーザーが商品をクリックまたは購入した際に、商品を販売するeマーケットプレイス、または各ECサイトを取りまとめる広告代理店・メディアレップから支払われる広告料金で、成果報酬型広告※1、検索連動型広告※2、ネットワーク広告※3に分かれるが、成果報酬型広告が主力となっている。
※1広告主が「オークファン」に広告を掲載し、そこにアクセスしたユーザーが当該商品・サービスを購入した際に報酬が支払われる広告
※2「オークファン」上で利用者が検索したキーワードに関連した広告が検索結果画面上に表示され、ユーザーがクリックするごとに広告主から収入を得られる広告
※3アドネットワーク事業者が提供する仕組みを利用し、表示回数またはクリックに応じて広告主から収入を得られる広告
●マーケティング支援収入
顧客に対して直接営業または広告代理店・メディアレップを経由して営業することで、広告販売、データソリューション、その他のサービスを販売する。広告販売である純広告収入は同社の主要ユーザーへ自社製品及びサービスの認知拡大及び自社サイトへ誘導を行いたい広告主に対して、「オークファン」の広告サービスを販売している。データソリューション販売は、同社にてeマーケットプレイスから取得した商品及び価格情報を整理統合し、加工及び統計学的補正を施したものを分析レポート等の形式で販売している。その他はオークション大学、らくらく卸、仕入れモール等の収入で構成されている。売上の主力は純広告収入が半分程度を占める。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 森本 展正)
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