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オークファン Research Memo(5):UV数、会員数の拡大で14年9月期は売上高、営業利益ともに過去最高を記録

注目トピックス 日本株
■業績及び中期経営計画

(1)2014年9月期業績

売り手に有用な実売価格の情報提供を切り札として、実売価格の蓄積及び有料課金サービスメニューの品揃え強化することなどによる、有料会員数の拡大とそれに伴う広告収入の増大により、設立3年目の2009年9月に黒字転換して以来、2014年9月期まで6期連続して増収、営業増益を続けている。

オークファン<3674>の2014年9月期は売上高で1,006百万円(前期比33.9%増)、営業利益で406百万円(同32.6%増)と2ケタ増収・営業増益となり、売上高及び、営業利益ともに過去最高を記録した。Webサイト訪問者及び会員数が順調に伸びたことに加えて、フリーマーケット事業に参入した効果がプラス寄与したことが主要因である。

収入別に見ると、サービス課金で505百万円(同11.4%増)、ネット広告で320百万円(同56.1%増)、マーケティング支援で178百万円(同95.6%増)とそれぞれ拡大した。一方、営業利益は増収効果により増益を確保したが、人件費に加えてフリーマーケット事業など新規事業の先行投資費用負担が響き、営業利益率は40.4%と前期(40.7%)並みの水準にとどまった。

なお、会社計画対比では、売上高及び、営業利益はおおむね計画どおりで着地した。収入別で見ると、サービス課金は同社の計画どおり(計画比2百万円増)に推移した。一方、マーケティング支援はフリーマーケット事業の立ち上げ時のリソース不足がマイナス要因として働いたことから計画を下回った(同62百万円減)。しかし、コンテンツ及び機能の拡充及び、SEO対策、eマーケットプレイス各社とのアライアンス強化に加えて、スマートフォンユーザー拡大に向けた施策などが奏功し、UV数が増大したことによりネット広告が想定以上に伸びた(同63百万円増)ことでカバーした。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 森本 展正)



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