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アーキテクツS Research Memo(7):ボリュームゾーンの成約率に課題

注目トピックス 日本株
■経営戦略

(1) 2015年3月期の課題抽出

○ボリュームゾーンの成約率低下 ? 建材価格の高騰が影響
2015年3月期に出現した問題は、ボリュームゾーンでの価格競争力が低下したことである。同期における建設工事請負契約金額は、前期比19.0%減の16,517百万円となった。建設工事請負契約件数が473件と前期比21.8%減少したのに対し、契約の平均単価は3,491万円と前期比3.6%増加した。件数が大幅に減少して、単価が上がったのは、2,500万円程度のボリュームゾーンでの勝率が低下したことに起因する。注文住宅市場において、建築家の設計する住宅は、もともと高価格帯の競争力は強い。


○コスト競争力の低下 ? 購買力が弱い
アベノミクスの3本の矢は、異次元の金融緩和、拡張的な財政政策、民間投資の喚起を目的とした成長戦略である。インフレ政策に公共投資の増加、円安が加わったことから、建設資材の価格高騰を引き起こした。アーキテクツ・スタジオ・ジャパン<6085>の顧客の場合、2,500万円の予算で40坪の建屋の提案をしなければならないところが、予算内に収めようとすると30坪に縮小してしまう。プランニングコースにおける勝敗は、大まかにいうと400勝、500敗に終わった。また、受注が極めて難しいと思われる案件が500件あった。失注と受注が困難な案件は、都合1,100件にもなった。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 瀬川 健)



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