スター・マイカ Research Memo(1):上期は売上・利益とも過去最高水準、これを受け通期業績を上方修正
[15/08/06]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
スター・マイカ<3230>は中古マンション事業を主力とする。主に1都3県のファミリータイプの賃貸中の中古マンションを買い取り、賃料収入を得ると同時に、賃借人の退室後はリノベーション(間取りや内装を含め、機能的にもデザイン的にも室内全体を一新する工事)を施した上で、一般消費者に売却する事業モデルとなっている。近年はマンション1棟を保有することで賃料や売却益を得るインベストメント事業も積極的に拡大している。
販売においては、独自のアフター保証も付けた上で、平均2,000万円台後半の手頃な価格帯で中古マンションを提供している。中古マンションを単に新しくするだけでなく、現在の消費者が求める付加価値を乗せ、さらにこれを手の届きやすい価格で供給することで、日本の住宅感を変えているという点が同社の特長であり魅力と言える。
足元の業績は好調で、2015年11月期第2四半期(2014年12月−2015年5月)の連結業績は、売上高が前年同期比53.4%増の9,717百万円、営業利益が同25.7%増の1,295百万円、経常利益が同30.3%増の966百万円、純利益が同35.0%増の600百万円となった。旺盛なマンション需要に加え、付加価値の高いリノベーションマンションへの認知度が高まってきたことなどから、堅調な業績を確保した。また将来の利益の源泉となる販売用不動産の残高は34,176百万円(前期末比9.6%増)となった。
好調な第2四半期決算の結果を受けて、2015年11月期の通期業績は上方修正され、現在は売上高が前期比21.2%増の16,849百万円、営業利益が同21.3%増の2,307百万円、経常利益が同25.6%増の1,615百万円、当期純利益が同30.5%増の1,008百万円を見込んでいる。この予想は第2四半期までの上振れ分を期初予想に乗せた堅めの予想と言えそうだ。また2017年11月期を最終年度とする中期経営計画(売上高20,000百万円、営業利益3,000百万円)を発表しているが、積極的な投資によりこの目標は達成される可能性が高そうだ。
また、今期末の予想配当を14円(第2四半期実績11円)に引き上げたことから、通期の予想配当は年間25.0円となり、予想利益に基づく配当性向は22.4%となった。将来的には30%まで引き上げる方針であることから、通期の利益が予想を上回れば、更なる増配も期待できそうだ。また、株主優待制度を年2回に拡充するなど、株主還元にも積極的な姿勢を示している。
■Check Point
・主力の中古マンション事業が好調に推移し増収増益を確保
・中計に向けて物件を積極的に取得し販売用不動産が大幅に増加
・保守的な予想のため上方修正の可能性も
(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)
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販売においては、独自のアフター保証も付けた上で、平均2,000万円台後半の手頃な価格帯で中古マンションを提供している。中古マンションを単に新しくするだけでなく、現在の消費者が求める付加価値を乗せ、さらにこれを手の届きやすい価格で供給することで、日本の住宅感を変えているという点が同社の特長であり魅力と言える。
足元の業績は好調で、2015年11月期第2四半期(2014年12月−2015年5月)の連結業績は、売上高が前年同期比53.4%増の9,717百万円、営業利益が同25.7%増の1,295百万円、経常利益が同30.3%増の966百万円、純利益が同35.0%増の600百万円となった。旺盛なマンション需要に加え、付加価値の高いリノベーションマンションへの認知度が高まってきたことなどから、堅調な業績を確保した。また将来の利益の源泉となる販売用不動産の残高は34,176百万円(前期末比9.6%増)となった。
好調な第2四半期決算の結果を受けて、2015年11月期の通期業績は上方修正され、現在は売上高が前期比21.2%増の16,849百万円、営業利益が同21.3%増の2,307百万円、経常利益が同25.6%増の1,615百万円、当期純利益が同30.5%増の1,008百万円を見込んでいる。この予想は第2四半期までの上振れ分を期初予想に乗せた堅めの予想と言えそうだ。また2017年11月期を最終年度とする中期経営計画(売上高20,000百万円、営業利益3,000百万円)を発表しているが、積極的な投資によりこの目標は達成される可能性が高そうだ。
また、今期末の予想配当を14円(第2四半期実績11円)に引き上げたことから、通期の予想配当は年間25.0円となり、予想利益に基づく配当性向は22.4%となった。将来的には30%まで引き上げる方針であることから、通期の利益が予想を上回れば、更なる増配も期待できそうだ。また、株主優待制度を年2回に拡充するなど、株主還元にも積極的な姿勢を示している。
■Check Point
・主力の中古マンション事業が好調に推移し増収増益を確保
・中計に向けて物件を積極的に取得し販売用不動産が大幅に増加
・保守的な予想のため上方修正の可能性も
(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)
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