ブイキューブ Research Memo(9):プラットフォームとしての提供を加速して、事業の急拡大へ
[15/09/18]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■中長期戦略
(3) B2B2C型のプラットフォームモデルの展開
2つのパターンで展開している。
(a) 教育・医療を初めとした様々な分野での共同事業モデル
塾・通信教育事業者、研修事業者、介護事業者など、提供コンテンツやサービスにおいて各業界トップクラスの企業との提携を図り、それらの企業の顧客であるコンシューマーに対して、コンテンツやサービス提供とセットで課金していく収益モデルを展開するものである。実績例としては、「RECRUIT(リクルートホールディングス<6098>)」「Gakken(学研ホールディングス<9470>)」「やる気スイッチ(やる気スイッチグループホールディングス)」「EAJ(エスクロー・エージェント・ジャパン<6093>)」などだ。
(b) 「V-CUBE マーケット」を用いたロングテールの取り込み
自社でWeb会議サービスなどのツールを提供するだけでなく、今後はブイキューブ<3681>が今までに培ってきた「Web会議、Webセミナー」を使った課金型ライブ配信サービスのプラットフォーム(V-CUBE マーケット)を提供するものである。すなわち、同社が提供するV-CUBEマーケットを利用することで、誰もが容易に講座・セミナー等をライブ配信できるようになる。V-CUBEマーケットのイメージを描くと図のようになる。
以上のように同社では「アジアナンバーワンのビジュアルコミュニケーションプラットフォーム」の早期達成のため、中期的な成長戦略を強力に推進中である。
同社の手掛けるWeb会議サービスは依然として国内、海外市場ともに開拓余地が大きく、今後の進捗は大いに注目される。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)
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