ダイキアクシス Research Memo(15):2014年12月期は新製品のヒットもあり増収増益に
[15/09/25]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■業績動向
(1) 2014年12月期業績
2014年12月期の業績は、売上高が前期比2.4%増の31,506百万円、営業利益が同53.3%増の810百万円、経常利益が同36.6%増の940百万円、当期純利益が同82.5%増の736百万円となった。新製品のヒットもあり、好業績となった。当期純利益の伸び率が大きくなったのは、固定資産売却益が発生して特別損益収支が114百万円のプラスとなったことと、税効果会計における例示区分変更に伴う税負担の減少が貢献した。実効税率は、前期の41.7%から30.3%に低下した。当期純利益が予想を大幅に上回ったことと、東証1部への指定を記念して、期末の1株当たり配当金を予定していた14円から19円に引き上げ、年間配当金を30円に増額させた。
○キャッシュ・フローの状況
2014年12月期の設備投資額は、前期の380百万円から1,301百万円へと大幅に増加した。内訳は、地下水飲料化に386百万円、住宅機器関連事業の新配送センターに401百万円、海外新工場に319百万円であった。その結果、投資活動によるキャッシュ・フローのマイナス幅は拡大した。営業活動によるキャッシュ・フローのプラスは、大幅な増益もあって拡大し、現金及び現金同等物の期末残高の減少を抑制した。
設備投資額は、2014年12月期に当期純利益と減価償却費の合計額を上回ったが、2015年12月期はその範囲内で収まる予定だ。
ダイキアクシス<4245>の有利子負債残高は、70億円前後で推移している。ただし、期中の利益が自己資本を充実させているため、D/E(有利子負債÷自己資本)レシオは低下、改善している。
2014年12月期は、ROA(総資産経常利益率=経常利益÷総資産期中平均)の5.0%に対し、ROE(株主資本純当期利益率=当期純利益÷株主資本期中平均)は13.7%と10%を超えた。
当期ROEの高水準は、一時的な要因によるところが大きい。しかし、中長期的に見て、上昇トレンドをたどることが期待される。同社は、目標年率成長を売上高で5%、経常利益では15%としており、収益性の改善を目指している。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 瀬川 健)
<HN>
(1) 2014年12月期業績
2014年12月期の業績は、売上高が前期比2.4%増の31,506百万円、営業利益が同53.3%増の810百万円、経常利益が同36.6%増の940百万円、当期純利益が同82.5%増の736百万円となった。新製品のヒットもあり、好業績となった。当期純利益の伸び率が大きくなったのは、固定資産売却益が発生して特別損益収支が114百万円のプラスとなったことと、税効果会計における例示区分変更に伴う税負担の減少が貢献した。実効税率は、前期の41.7%から30.3%に低下した。当期純利益が予想を大幅に上回ったことと、東証1部への指定を記念して、期末の1株当たり配当金を予定していた14円から19円に引き上げ、年間配当金を30円に増額させた。
○キャッシュ・フローの状況
2014年12月期の設備投資額は、前期の380百万円から1,301百万円へと大幅に増加した。内訳は、地下水飲料化に386百万円、住宅機器関連事業の新配送センターに401百万円、海外新工場に319百万円であった。その結果、投資活動によるキャッシュ・フローのマイナス幅は拡大した。営業活動によるキャッシュ・フローのプラスは、大幅な増益もあって拡大し、現金及び現金同等物の期末残高の減少を抑制した。
設備投資額は、2014年12月期に当期純利益と減価償却費の合計額を上回ったが、2015年12月期はその範囲内で収まる予定だ。
ダイキアクシス<4245>の有利子負債残高は、70億円前後で推移している。ただし、期中の利益が自己資本を充実させているため、D/E(有利子負債÷自己資本)レシオは低下、改善している。
2014年12月期は、ROA(総資産経常利益率=経常利益÷総資産期中平均)の5.0%に対し、ROE(株主資本純当期利益率=当期純利益÷株主資本期中平均)は13.7%と10%を超えた。
当期ROEの高水準は、一時的な要因によるところが大きい。しかし、中長期的に見て、上昇トレンドをたどることが期待される。同社は、目標年率成長を売上高で5%、経常利益では15%としており、収益性の改善を目指している。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 瀬川 健)
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