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サッポロホールディングス---ビール類は4期連続の販売数量前年実績越えを目指す

注目トピックス 日本株
サッポロホールディングス<2501>はビール類を中心にワイン・洋酒・焼酎等の酒類事業、食品・飲料事業、不動産事業などを展開している。ビールでは「ヱビス」「黒ラベル」、発泡酒では「極ZERO(ゴクゼロ)」、新ジャンルでは「麦とホップ Thegold」、洋酒では「バカルディ」「デュワーズ」などが主要ブランド。不動産賃貸では「恵比寿ガーデンプレイス」が中核施設となる。

2015年12月期は売上高で前期比5.2%増の5,457億円、経常利益で同4.4%増の152億円が見込まれている。ビール類では、基軸ブランドの更なる価値向上に取り組むとともにクラフトビール市場への参入も行い、4期連続の販売数量前年実績越えを目指す。国際事業においては、重点市場である北米及び東南アジアのプレミアムビール市場で「スリーマン」、「サッポロ」ブランドの浸透を図るとともに、ベトナムにおける「サッポロ」ブランド構築のための積極的な販売活動、米国飲料市場における昨年買収した「カントリー ピュア フーズ社」の事業基盤を活用した売上拡大に注力する。食品・飲料事業においては、国内食品・飲料事業ではレモン・スープを中心としたコアブランドを確立するとともに、海外では2014年に竣工したマレーシア工場の通年稼働を契機にシンガポールに続いてマレーシア国内でのブランド確立と輸出の拡大を図る。外食事業においては、既存店舗の改装を積極的に進めるとともに、新規出店は基幹業態の「銀座ライオン」「ヱビスバー」を軸に進めることにより売上拡大を目指す。不動産事業においては、「恵比寿ガーデンプレイス」での昨年の大型テナントの賃貸契約の終了から一時的に低下した稼働率が回復することと、昨年竣工した「恵比寿ファーストスクエア」が通年稼働することにより、賃料収入が増加する。
2016年12月期を最終年度とする中期経営計画は売上高で5,795億円、営業利益で235億円、経常利益で221億円、ROE6.9%。新経営構想ではM&Aやグループ全体のコスト削減による利益創出に取り組むことにより、売上高6,000億円、営業利益400億円、ROE8%超を目標とする。



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