アイ・エス・ビー Research Memo(4):公共ブロードバンド無線通信技術は、販売実績の積み上げと収益貢献に期待
[15/09/30]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■新事業の紹介
(2)公共ブロードバンド無線通信技術
公共ブロードバンド無線通信技術は、アナログTV放送終了で空いたVHF帯を活用して、大規模な事故や災害に際してのスムーズな画像伝送等のニーズに応えるために研究が進められてきた技術である。これは国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)が主体となって研究開発が行われてきたが、アイ・エス・ビー<9702>はこの技術移転を受けて、自社製品として無線送受信機及びその周辺システムの開発に取り組んでいる。既に製品は完成してマーケティングも行っているが、「可搬型システム」という特性上、一段の小型化が求められている状況にある模様だ。需要先としては第1に、都道府県の警察本部や防災本部などが想定されている。仮に1つの県で3システムのニーズがあるとすれば全国で150近い潜在的な需要があることになる。同社以外にもこの分野の製造を手掛ける企業はあるため、同社が100%のシェアを取ることはないとみられるが、同社が先頭グループの1社であることは疑いなく、今後の販売実績の積み上げと収益貢献が期待される。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)
<HN>
(2)公共ブロードバンド無線通信技術
公共ブロードバンド無線通信技術は、アナログTV放送終了で空いたVHF帯を活用して、大規模な事故や災害に際してのスムーズな画像伝送等のニーズに応えるために研究が進められてきた技術である。これは国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)が主体となって研究開発が行われてきたが、アイ・エス・ビー<9702>はこの技術移転を受けて、自社製品として無線送受信機及びその周辺システムの開発に取り組んでいる。既に製品は完成してマーケティングも行っているが、「可搬型システム」という特性上、一段の小型化が求められている状況にある模様だ。需要先としては第1に、都道府県の警察本部や防災本部などが想定されている。仮に1つの県で3システムのニーズがあるとすれば全国で150近い潜在的な需要があることになる。同社以外にもこの分野の製造を手掛ける企業はあるため、同社が100%のシェアを取ることはないとみられるが、同社が先頭グループの1社であることは疑いなく、今後の販売実績の積み上げと収益貢献が期待される。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)
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