ケアネット Research Memo(4):主力の医薬営業支援サービスが低調に推移し減収減益
[15/10/14]
提供元:株式会社フィスコ
提供元:株式会社フィスコ
注目トピックス 日本株
■業績動向
(1) 2015年12月期第2四半期累計業績
ケアネット<2150>の2015年12月期第2四半期累計(2015年1月−6月)の連結業績は、売上高が860百万円、営業利益が18百万円、経常利益が10百万円、四半期純利益が9百万円となった。前期に3月決算から12月決算に変更し、第2四半期累計の比較対象期間が異なるため前年同期比増減率は出していないが、2014年4月−9月との比較で見れば、売上高で7.4%減、営業利益で128.2%増、経常利益で38.0%減、四半期純利益で40.2%減となった。今期よりマーケッティング調査サービスを持分法適用関連会社に事業移管したことが影響している。同事業を除いたベースで見れば、売上高は前年第2四半期比0.6%増となる。
また、期初会社計画対比では売上高、経常利益、四半期純利益がそれぞれ下回った。売上高は上期に見込んでいた主要顧客先のプロモーション案件が下期にずれ込んだこと、経常利益、四半期純利益は持分法投資損失10百万円を計上したことが要因となっている。
セグメント別の業績を見ると、医薬営業支援サービスは売上高が前年第2四半期比3.5%減の672百万円、セグメント利益が同7.7%減の212百万円となった。製薬業界においては、大型薬剤の特許切れや薬価制度の変更、後発医薬品の使用促進などが進むなかで、営業・プロモーション活動費用も抑制され、顧客からの値下げ要請が厳しかったことや、誇大広告で行政処分を受けた顧客もでたことなどから、市場環境が厳しかったが、最小限の影響にとどめた。ただ、季節要因で期の前半は元々、売上水準は低い傾向にあり、一部案件のずれ込みもあったことから、下期は回復に向かうとみられる。
一方、医療コンテンツサービスは売上高が前年第2四半期比18.6%増の188百万円、セグメント利益が同1026.8%増の47百万円となった。「CareNeTV」会員数が順調に伸びているほか、DVD販売が増加したことが増収増益要因となった。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
<HN>
(1) 2015年12月期第2四半期累計業績
ケアネット<2150>の2015年12月期第2四半期累計(2015年1月−6月)の連結業績は、売上高が860百万円、営業利益が18百万円、経常利益が10百万円、四半期純利益が9百万円となった。前期に3月決算から12月決算に変更し、第2四半期累計の比較対象期間が異なるため前年同期比増減率は出していないが、2014年4月−9月との比較で見れば、売上高で7.4%減、営業利益で128.2%増、経常利益で38.0%減、四半期純利益で40.2%減となった。今期よりマーケッティング調査サービスを持分法適用関連会社に事業移管したことが影響している。同事業を除いたベースで見れば、売上高は前年第2四半期比0.6%増となる。
また、期初会社計画対比では売上高、経常利益、四半期純利益がそれぞれ下回った。売上高は上期に見込んでいた主要顧客先のプロモーション案件が下期にずれ込んだこと、経常利益、四半期純利益は持分法投資損失10百万円を計上したことが要因となっている。
セグメント別の業績を見ると、医薬営業支援サービスは売上高が前年第2四半期比3.5%減の672百万円、セグメント利益が同7.7%減の212百万円となった。製薬業界においては、大型薬剤の特許切れや薬価制度の変更、後発医薬品の使用促進などが進むなかで、営業・プロモーション活動費用も抑制され、顧客からの値下げ要請が厳しかったことや、誇大広告で行政処分を受けた顧客もでたことなどから、市場環境が厳しかったが、最小限の影響にとどめた。ただ、季節要因で期の前半は元々、売上水準は低い傾向にあり、一部案件のずれ込みもあったことから、下期は回復に向かうとみられる。
一方、医療コンテンツサービスは売上高が前年第2四半期比18.6%増の188百万円、セグメント利益が同1026.8%増の47百万円となった。「CareNeTV」会員数が順調に伸びているほか、DVD販売が増加したことが増収増益要因となった。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
<HN>