キリン堂HD---地域密着型のスーパードラッグストアをチェーン展開
[15/10/21]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
キリン堂HD<3194>は、連結子会社のキリン堂が手掛けるドラッグストア事業のほか、卸売事業、医療コンサルタント事業、海外事業を手掛けている。キリン堂は、関西地域を中心に2015年8月末時点でスーパードラッグストア、小型店など合わせて計329店舗を展開。6000世帯の小商圏をターゲットに、売場面積150〜300坪でドミナント展開を推進している点が特徴である。PB(プライベート・ブランド)商品の企画・開発・販売にも積極姿勢。
足元の業績では、2016年2月期第2四半期(15年3月〜8月)決算は、売上高が前年同期比9.9%増の563.27億円、営業利益が同134.6%増の9.75億円、経常利益が同82.6%増の12.32億円、四半期純利益が同268%増の4.31億円だった。キリン堂で14店舗の改装を実施するなど集客施策の強化が奏功し、堅調な売上推移となった。大幅増益の背景は、利益率の高い調剤部門や雑貨等の伸長が背景。
2016年2月期通期については、売上高が前期比1.4%増の1095億円、営業利益が同136.3%増の22.5億円、経常利益が同88.5%増の27.1億円、当期純利益が同40.4%増の8.7億円を見込む。既存店の活性化を進めるほか、今後の調剤事業拡大を見据えた薬剤師採用を強化する。また、今期16店舗の出店を計画しており、関西地域における小商圏フォーマットでのドミナント深耕を進める方針。
また、中国では小売・卸・ECの3つの事業を展開しているが、中国のB2Cオンラインショッピングモール「天猫」国際サイトのEC事業が好調で、今後の大きな成長が期待できる点が同社の強みである。
2020年2月期には、「連結売上高1500億円・500店舗体制」の実現を掲げており、まずは第1次中期経営計画の最終年である2017年2月期、売上高1160億円、営業利益34.8億円、営業利益3%、ROE11%以上が課題となる。
<SF>
足元の業績では、2016年2月期第2四半期(15年3月〜8月)決算は、売上高が前年同期比9.9%増の563.27億円、営業利益が同134.6%増の9.75億円、経常利益が同82.6%増の12.32億円、四半期純利益が同268%増の4.31億円だった。キリン堂で14店舗の改装を実施するなど集客施策の強化が奏功し、堅調な売上推移となった。大幅増益の背景は、利益率の高い調剤部門や雑貨等の伸長が背景。
2016年2月期通期については、売上高が前期比1.4%増の1095億円、営業利益が同136.3%増の22.5億円、経常利益が同88.5%増の27.1億円、当期純利益が同40.4%増の8.7億円を見込む。既存店の活性化を進めるほか、今後の調剤事業拡大を見据えた薬剤師採用を強化する。また、今期16店舗の出店を計画しており、関西地域における小商圏フォーマットでのドミナント深耕を進める方針。
また、中国では小売・卸・ECの3つの事業を展開しているが、中国のB2Cオンラインショッピングモール「天猫」国際サイトのEC事業が好調で、今後の大きな成長が期待できる点が同社の強みである。
2020年2月期には、「連結売上高1500億円・500店舗体制」の実現を掲げており、まずは第1次中期経営計画の最終年である2017年2月期、売上高1160億円、営業利益34.8億円、営業利益3%、ROE11%以上が課題となる。
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