ティア Research Memo(1):15/9期の業績は過去最高業績を連続で更新
[15/12/15]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
ティア<2485>は、名古屋を地盤に葬儀会館「ティア」を運営する。「葬儀価格の完全開示」「適正な葬儀費用」を業界に先駆けて提唱し、顧客の支持を拡大してきた。2015年9月末時点で直営とFC含めて79店舗を中部、関西、首都圏エリアで展開している。
11月9日に発表された2015年9月期の業績は、売上高が前期比7.1%増の10,205百万円、経常利益が同10.5%増の1,022百万円と増収増益決算となり、過去最高業績を連続で更新した。葬儀件数が既存店の増加に加えて新規出店効果もあり、前期比9.8%増と拡大したほか、葬儀付帯業務の一部内製化や取扱商品の仕入単価見直しを進めたことで、原価率が前期比0.8ポイント改善したことが増益要因となった。
2016年9月期は売上高が前期比5.8%増の10,800百万円、経常利益が同2.7%増の1,050百万円を見込む。新規出店は直営4店舗、FC4店舗を計画し、葬儀件数は前期比5.8%増を見込んでいる。人員体制の強化や新基幹システムの稼働など販管費が前期比260百万円増加するものの、増収効果と原価低減効果により増益を維持する見通しだ。
新たに発表された中期3ヶ年計画では、最終年度となる2018年9月期に売上高12,190百万円、経常利益1,200百万円を目標として掲げた。出店ペースは直営、FCとも年間4店舗ペースで拡大していく計画となっており、売上高の年平均成長率は6.1%と着実な成長を目指している。中長期目標の200店舗体制に向けて、中部地区の経営基盤をさらに強化していくことと、関東・関西地区の収益化と出店を加速する体制を整備する期間と位置付けている。また、新たにM&A戦略も進めていくための社内体制も整備していく考えだ。
葬儀市場は2040年頃まで安定成長が続くとみられるなかで、中小零細事業者がひしめく業界構造となっている。こうした業界環境のなかで、同社は徹底した人財教育を基盤とした高いサービス品質を強みに、オンリーワンとなるブランド力を高めながら市場シェアを拡大し、収益を伸ばしていくものと予想される。
■Check Point
・「ティアの会」の会員数は店舗数の拡大とともに年々増加傾向
・高収益性と安定性を兼ね備えた収益構造
・中計最終年度は売上高121億円、経常利益12億円を目指す
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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11月9日に発表された2015年9月期の業績は、売上高が前期比7.1%増の10,205百万円、経常利益が同10.5%増の1,022百万円と増収増益決算となり、過去最高業績を連続で更新した。葬儀件数が既存店の増加に加えて新規出店効果もあり、前期比9.8%増と拡大したほか、葬儀付帯業務の一部内製化や取扱商品の仕入単価見直しを進めたことで、原価率が前期比0.8ポイント改善したことが増益要因となった。
2016年9月期は売上高が前期比5.8%増の10,800百万円、経常利益が同2.7%増の1,050百万円を見込む。新規出店は直営4店舗、FC4店舗を計画し、葬儀件数は前期比5.8%増を見込んでいる。人員体制の強化や新基幹システムの稼働など販管費が前期比260百万円増加するものの、増収効果と原価低減効果により増益を維持する見通しだ。
新たに発表された中期3ヶ年計画では、最終年度となる2018年9月期に売上高12,190百万円、経常利益1,200百万円を目標として掲げた。出店ペースは直営、FCとも年間4店舗ペースで拡大していく計画となっており、売上高の年平均成長率は6.1%と着実な成長を目指している。中長期目標の200店舗体制に向けて、中部地区の経営基盤をさらに強化していくことと、関東・関西地区の収益化と出店を加速する体制を整備する期間と位置付けている。また、新たにM&A戦略も進めていくための社内体制も整備していく考えだ。
葬儀市場は2040年頃まで安定成長が続くとみられるなかで、中小零細事業者がひしめく業界構造となっている。こうした業界環境のなかで、同社は徹底した人財教育を基盤とした高いサービス品質を強みに、オンリーワンとなるブランド力を高めながら市場シェアを拡大し、収益を伸ばしていくものと予想される。
■Check Point
・「ティアの会」の会員数は店舗数の拡大とともに年々増加傾向
・高収益性と安定性を兼ね備えた収益構造
・中計最終年度は売上高121億円、経常利益12億円を目指す
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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