ソフトバンテク Research Memo(4):ストック売上高につながる運用・サービスの受注残高が大きく増加
[15/12/17]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■2016年3月期第2四半期連結決算
(2)受注残高
ソフトバンク・テクノロジー<4726>の2016年3月期第2四半期末の受注残(単体、ECサービスを除く)は前年同期末比43.1%増 の95億円となった。形態別では、保守・運用及び自社サービスは同42.2%増の62億円、機器販売は同33.9%増の5億円、システム開発は同47.3%増の26億円となっている。受注においても、利益率の高い保守・運用及び自社サービスが大きな割合を占め、しかも、大きく増加している点が評価できるだろう。受注の伸び率が高い要因は、冒頭触れた「全国農地ナビ」プロジェクトの受注が主に挙げられる。
(3)財務状況
財務状況は 良好である。前期までのM&Aに伴い増加した借入金は返済が進み、長期借入金は前期末比16.8%減の801百万円と減少した。純資産は10,846百万円、自己資本比率は48.3%と健全な水準を維持している。
キャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローが前年同期比49.8%減の936百万円の収入、投資活動によるキャッシュ・フローが319百万円の支出(前年同期は2,195百万円の支出)、財務活動によるキャッシュ・フローは705百万円の支出(同1,819百万円の収入)となり、その結果、現金及び現金同等物の期末残高は、同7.0%増の5,607百万円となった。なお、営業活動によるキャッシュ・フローの減少は売上債権の増減額で813百万円の資金回収が減少したためであり、財務活動によるキャッシュ・フローの支出は、長期借入の返済に伴う162百万円の支出と、子会社株式の取得による257百万円の支出増が要因である。
(4)株主還元
2015年3月期の決算と同時に発表された配当予想に変更はない。前期と同じ1株当たり20円の期末配当を行う。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 柄澤 邦光)
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(2)受注残高
ソフトバンク・テクノロジー<4726>の2016年3月期第2四半期末の受注残(単体、ECサービスを除く)は前年同期末比43.1%増 の95億円となった。形態別では、保守・運用及び自社サービスは同42.2%増の62億円、機器販売は同33.9%増の5億円、システム開発は同47.3%増の26億円となっている。受注においても、利益率の高い保守・運用及び自社サービスが大きな割合を占め、しかも、大きく増加している点が評価できるだろう。受注の伸び率が高い要因は、冒頭触れた「全国農地ナビ」プロジェクトの受注が主に挙げられる。
(3)財務状況
財務状況は 良好である。前期までのM&Aに伴い増加した借入金は返済が進み、長期借入金は前期末比16.8%減の801百万円と減少した。純資産は10,846百万円、自己資本比率は48.3%と健全な水準を維持している。
キャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローが前年同期比49.8%減の936百万円の収入、投資活動によるキャッシュ・フローが319百万円の支出(前年同期は2,195百万円の支出)、財務活動によるキャッシュ・フローは705百万円の支出(同1,819百万円の収入)となり、その結果、現金及び現金同等物の期末残高は、同7.0%増の5,607百万円となった。なお、営業活動によるキャッシュ・フローの減少は売上債権の増減額で813百万円の資金回収が減少したためであり、財務活動によるキャッシュ・フローの支出は、長期借入の返済に伴う162百万円の支出と、子会社株式の取得による257百万円の支出増が要因である。
(4)株主還元
2015年3月期の決算と同時に発表された配当予想に変更はない。前期と同じ1株当たり20円の期末配当を行う。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 柄澤 邦光)
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