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注目銘柄ダイジェスト(前場):日本水産、鉄建、イマジカロボなど

注目トピックス 日本株


鉄建<1815>:296円(前日比+16円)
人気化。国土交通省では、東北、上越、山陽の3新幹線の土木構造物の大規模改修を行う必要性が認められたとして、JR東とJR西に大規模改修引当金の積み立てを開始するよう指示したと伝わっている。JR東が担当する分の改修費用は計約1兆円とされているようだ。JR東向け工事が主体の同社には恩恵享受が期待できるとの見方先行へ。

イマジカロボ<6879>:503円(前日比+80円)
ストップ高。OLMの子会社化を発表、期待材料とされている。OLMグループは、「ポケモン」シリーズや「妖怪ウォッチ」シリーズなどのTV・劇場用アニメーションの企画立案から演出・作画などトータルマネジメントを行っている。事業の幅の広がりなどが期待され、業容拡大へつながっていくとの期待感が先行。なお、今期の同社営業利益予想7億円に対して、OLMの前期実績は10億円超のようだ。

協和キリン<4151>:1885円(前日比-194円)
下落率トップ。野村證券が投資判断を「買い」から「中立」に格下げしていることが売り材料視されている。目標株価も2300円から2200円に引き下げへ。16.12期営業利益予想を従来から101億円減の350億円にまで引き下げているもよう。G-lastaは従来想定ほど普及が容易でないと判断していること、Regparaは来年4月に市場拡大薬価再算定の対象となる可能性が高いことなどを下方修正の背景に。

国際帝石<1605>:1193円(前日比+36円)
買い優勢。原油高メリット銘柄として原油市況の上昇が買い材料視されている。前日のNY原油市況は大幅に続伸、前日比3.8%の上昇となった。米エネルギー情報局の統計において、予想に反して先週の米原油在庫の大幅減少が明らかになったことで、供給超過解消への期待が広がる格好になっているようだ。本日は同社などエネルギー・資源関連株の上昇が目立つ展開になっている。

日本水産<1332>:566円(買い気配)
買い気配。複数で投資判断格上げの動きが観測されており、注目度が高まる格好のようだ。SMBC日興証券では投資判断を「2」から「1」、目標株価を390円から960円に引き上げ。また、みずほ証券では「中立」から「買い」に、目標株価を340円から910円に引き上げ。南米事業の収益改善期待などを反映しているようだ。

ラクオリア創薬<4579>:346円(前日比+1円)
一時379円まで急伸。中国XuanZhu Pharma Co.,Ltd.と特定のイオンチャネルについての共同研究契約を締結すると発表している。両社は鎮痛薬の開発候補化合物を3年以内に創出することを目指す。また、22日引け後には投資有価証券の売却による特別利益(1281万3000円)計上や、15年12月期の赤字幅が従来予想よりやや縮小する見通しとなったことも併せて発表している。

CANBAS<4575>:900円(前日比+150円)
ストップ高。同社の提携先である米Stemline Therapeutics Inc.が、同社からライセンス導入した抗がん剤候補化合物CBS9106(SL-801)の臨床試験開始申請(IND申請)に対する米国食品医薬品局(FDA)の検討が完了し、臨床試験の開始が可能となったことを公表したという。Stemline社は、複数の種類のがんを対象とする臨床試験を16年の早い時期に開始する予定と表明している。

シグマクシス<6088>:602円(前日比+100円)
大幅続伸。ローソン<2651>とコンビニエンスストア事業に関するデジタル化及びシステム開発事業を行う合弁会社ローソンデジタルイノベーションを設立すると発表している。同時に、16年3月期の営業利益見通しを従来の4.20億円から5.30億円(前期は1.58億円の赤字)に上方修正した。なお、22日は人工知能(AI)でITシステムの運用管理業務を効率化する米社製ソフトの導入支援事業を始めると報じられ、一時ストップ高となった。


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