注目銘柄ダイジェスト(前場):ソニー、ADWAYS、ドーンなど
[16/01/07]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
不二越<6474>:492円(前日比-32円)
さえない。SMBC日興証券では投資判断を「1」から「2」に格下げ、目標株価も880円から640円に引き下げている。前11月期、今11月期ともに業績は会社計画を下回ると見ているようだ。ベアリングの売上高伸び悩みなどから、15.11期営業利益は会社計画205億円を下回る196億円を予想。16.11期も中期計画は大きく未達とみている。来週に決算発表が予定される中で、警戒感が優勢になっているようだ。
古河電工<5801>:270円(前日比+1円)
買い優勢。通期営業利益は前期比4割増の250億円程度になりそうだとの観測報道が伝わっている。北米や中国で光ファイバーが好調、従来予想を20億円上回るとされている。上半期実績は従来計画を20億円程度上振れていたが、通期の市場予想もほぼ会社計画並みにとどまっていたため、ストレートに上振れ観測が好感される流れになっているようだ。
日東電工<6988>:7685円(前日比-568円)
大幅続落。前日に伝わったiPhone減産報道を受けて、引き続き影響懸念を強める動きとなっている。野村證券では同社などで影響が出る可能性などとしている。また、モルガン・スタンレーMUFG証券でも、第3四半期業績は会社計画などを下回り、通期計画達成にも黄色信号がともってきたと指摘。
ソニー<6758>:2783.5円(前日比-114円)
売り優勢。特に明確な材料は観測されていないものの、米家電見本市における社長のコメントなどが伝わっており、マイナス材料視されているとの見方も。今後のスマートフォン市場においては、販売台数の伸びが鈍化する可能性があるなどと指摘しているようだ。また、前日に報じられたルネサスエレクの株式取得に関して、取得株数次第での増資の可能性なども警戒視する声はある。
ADWAYS<2489>:713円(前日比+100円)
ストップ高。同社やネットイヤー<3622>、メディア<3815>などLINE関連銘柄が軒並み急伸している。直近で上昇の目立ったフィンテック関連銘柄やドローン関連銘柄などの一角で物色一巡感が広がるなか、テーマ株の循環物色の流れがLINE関連銘柄に向かっているようだ。
ドーン<2303>:1727円(買い気配)
ストップ高買い気配。ドローン関連や自動運転関連のテーマ株として人気化しており、直近3日は連日のストップ高となっていた。本日は16年5月期の通期業績予想を上方修正したことも材料視されているようだ。営業利益見通しは従来の0.37億円から0.68億円(前期は0.13億円)へと引き上げた。防災関連のクラウドサービスの新規契約獲得や官公庁及び電力会社向けの受託開発の受注が好調に推移しているという。
モジュレ<3043>:1300円(買い気配)
ストップ高買い気配。Oak<3113>を割当先として株式及び新株予約権を発行すると発表している。発行される新株式数は10万株、新株予約権発行による潜在株式数は20万株で、希薄化率は最大21.90%となる。調達金額は手取概算で2.98億円となり、サービス機能向上のためのソフトウェア開発等に充当される。過去、Oakの資金支援を受けて株価急伸した銘柄が見られることから、同社にも思惑買いが向かっているようだ。
グリーンペプタイド<4594>:426円(前日比+72円)
ストップ高。久留米大学と同社、富士フイルムが共同開発した免疫治療薬「がんペプチドワクチン」について、18年にも医薬品医療機器総合機構(PMDA)に薬事承認申請する方針を明らかにしたと一部地方紙で報じられており、同社株価は前日の大引け直前に急動意を見せていた。本日もこうした流れが継続している。この報道によれば、臨床試験では投与した患者の生存期間が大幅に伸び、副作用もほぼなかったという。
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