ハウスコム−第3四半期営業利益は2.8倍、営業収益・利益いずれも3Qとして最高更新
[16/01/29]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
ハウスコム<3275>は28日、2016年3月期第3四半期(15年4-12月)の決算を発表。営業収益は前年同期比8.2%増の62.95億円、営業利益は同2.8倍の1.92億円、経常利益は同2.6倍の1.96億円、四半期純利益は同3.8倍の1.00億円だった。第3四半期としては、営業収益、営業利益、経常利益、純利益のすべての項目で上場以来の最高額を更新した。
4-12月期は、前事業年度までに新規出店した店舗の成長が寄与し、仲介手数料収入や周辺商品の取次料収入などが増加。一部の原状回復工事・リフォーム工事を内製化したことも営業収益の増加に寄与した。事業部門別で見ると、仲介関連サービスの営業収益が10.9%増、不動産賃貸仲介が5.6%増、その他事業についても10.5%増と拡大している。
第3四半期決算については、2013年3月期と2014年3月期では赤字であったが、前期2015年3月期より黒字に転換し、今期はその利益が拡大した。また、今回の決算では、営業収益が前年同期比4.74億円の増加(8.2%増)となっているのに対し営業費用は同3.50億円の増加(6.1%増)にとどまっており、収益力の向上が窺える。
なお、16年3月期通期については、営業収益が前期比5.3%増の91.20億円、営業利益が同21.4%増の6.54億円、経常利益が同5.9%増の9.53億円、当期純利益は同17.9%増の5.62億円とする期初計画を据え置いている。通期計画に対する第3四半期営業利益の進捗率は29.3%にとどまるが、不動産賃貸仲介の繁忙期は引っ越し需要の大きい1-3月期とされており、その時期に売上高と利益が集中する傾向がある。
一方で、今期予定していた10店舗の新規出店を既に実現し、仲介件数も堅調に推移しているほか、リフォーム工事による収益拡大も見込まれるため、通期計画の据え置きに対しては保守的なスタンスともみえる。
<SF>
4-12月期は、前事業年度までに新規出店した店舗の成長が寄与し、仲介手数料収入や周辺商品の取次料収入などが増加。一部の原状回復工事・リフォーム工事を内製化したことも営業収益の増加に寄与した。事業部門別で見ると、仲介関連サービスの営業収益が10.9%増、不動産賃貸仲介が5.6%増、その他事業についても10.5%増と拡大している。
第3四半期決算については、2013年3月期と2014年3月期では赤字であったが、前期2015年3月期より黒字に転換し、今期はその利益が拡大した。また、今回の決算では、営業収益が前年同期比4.74億円の増加(8.2%増)となっているのに対し営業費用は同3.50億円の増加(6.1%増)にとどまっており、収益力の向上が窺える。
なお、16年3月期通期については、営業収益が前期比5.3%増の91.20億円、営業利益が同21.4%増の6.54億円、経常利益が同5.9%増の9.53億円、当期純利益は同17.9%増の5.62億円とする期初計画を据え置いている。通期計画に対する第3四半期営業利益の進捗率は29.3%にとどまるが、不動産賃貸仲介の繁忙期は引っ越し需要の大きい1-3月期とされており、その時期に売上高と利益が集中する傾向がある。
一方で、今期予定していた10店舗の新規出店を既に実現し、仲介件数も堅調に推移しているほか、リフォーム工事による収益拡大も見込まれるため、通期計画の据え置きに対しては保守的なスタンスともみえる。
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