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伊藤忠エネクス---第3四半期営業利益19.5%増、全事業部門で増益を確保

注目トピックス 日本株
伊藤忠エネクス<8133>は28日、2016年3月期第3四半期(15年4-12月)決算を発表した。売上高が前年同期比22.1%減の8299.25億円、売上総利益が同6.7%増の653.34億円、営業利益が同19.5%増の115.20億円、税引前利益が同22.5%増の107.73億円、当社株主に帰属する四半期純利益が同24.2%増の57.91億円だった。原油価格下落の影響で減収となったが、売上総利益、営業利益、税引前利益、四半期純利益の利益項目は全て過去最高となった。また、4つの事業部門全てで増益を確保した。

ホームライフ事業部門は、LPガス販売数量においては、新規顧客軒数が増加したものの、期初の全国的な気温上昇、暖冬など気候の影響を受け前年同期を若干下回った。しかし、利益面では原料費調整制度により一定の利幅を確保して増益となった。カーライフ事業部門は、低燃費車の普及拡大や暖冬など気候の影響を受けたが、キャンペーンによる自動車燃料増販が寄与して販売数量は前年同期を維持した。

電力・ユーティリティ事業部門は、電熱供給事業の発電分野で自社電源の拡充を進めてきた結果、発電量が前年同期を上回った。電力販売分野は、今期より電力販売を開始した王子・伊藤忠エネクス電力販売が加わり、販売量は前年同期を大きく上回った。エネルギートレード事業部門は、原油価格の下落や暖冬による灯油需要の減少等により厳しい販売環境だったが、着実に新規取引の積み重ねを図り、前年同期を上回る損益となった。

16年3月期の通期業績については、1月以降原油価格、CP価格が下落傾向にあり、天候・気温にも左右されるとして、売上高が前期比1.7%減の1兆3500億円、営業利益が同28.2%増の168億円、税引前利益が同25.1%増の152億円、当社株主に帰属する当期純利益が同49.0%増の82億円とする期初計画を据え置いている。



<SF>

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