タナベ経営 Research Memo(1):コンサルティング&コングロマリット戦略の推進により、変化と成長に挑む
[16/01/29]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
タナベ経営<9644>は、1957年創業の日本における中堅・中小企業向け経営コンサルティングのパイオニアであり、大手。経営ミッションは、「ファーストコールカンパニー 100年先も一番に選ばれる会社の創造」。「戦略パートナー」として、事業戦略の立案から、経営システムの構築、人材育成まで経営全般にわたるコンサルティングに加えて、セールスプロモーション(以下、SP)のコンサルティングなども全国で展開している。今後も、「コンサルティング&コングロマリット戦略(C&C戦略)」(コンサルティング領域の多角化戦略)の推進により、成長を加速化させていく方針である。堅実経営と無借金経営、自己資本比率で80%超となる強固な財務体質を強みとする。
2016年3月期第2四半期累計業績は、売上高が前年同期比8.0%増の3,636百万円、経常利益が同25.5%増の420百万円といずれも期初計画を上回り、増収増益基調が続いた。経営コンサルティング事業において、主力のチームコンサルティング型経営協力の契約件数が増加したことに加えて、教育・人材育成、セミナー等の売上げも好調に推移したことが増収要因となった。主力顧客層である中堅企業を中心に、事業多角化や人材育成に関する投資意欲が活発化しており、こうしたニーズを確実に取り込んでいることが好業績の要因となっている。
2016年3月期は売上高が前期比2.3%増の8,050百万円、経常利益が同2.7%増の830百万円と期初計画を据え置いているが、第3四半期以降もコンサルティング売上げが好調に推移しており、会社計画を上回る公算が大きいと弊社では見ている。
他社にはない同社の強みは、58年間の歴史で培ってきたドメイン(事業領域・業種)、ファンクション(組織)、エリア(地域)における成功済みの戦略メソッドを有することや、全国の地域金融機関等140を超える提携ネットワークを構築していること、SPコンサルティングも含めた総合コンサルティングサービスを提供できることなどが挙げられる。今後も、社会的課題・未来へのテーマを対象とした戦略ドメイン&マネジメント研究会や教育・研修サービスなどを切り口として経営コンサルティング契約を伸長させ、収益拡大を進めていく方針だ。なお、株主還元策として引き続き配当性向60%を目安に配当を実施していく方針で、収益成長とともに配当成長も期待される。
■Check Point
・四半期純利益が前年同期比48.5%増の3億1,600万円と大幅増
・大手・中堅企業の新規顧客開拓が進む
・コンサルタント人員の増員が直近の課題
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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2016年3月期第2四半期累計業績は、売上高が前年同期比8.0%増の3,636百万円、経常利益が同25.5%増の420百万円といずれも期初計画を上回り、増収増益基調が続いた。経営コンサルティング事業において、主力のチームコンサルティング型経営協力の契約件数が増加したことに加えて、教育・人材育成、セミナー等の売上げも好調に推移したことが増収要因となった。主力顧客層である中堅企業を中心に、事業多角化や人材育成に関する投資意欲が活発化しており、こうしたニーズを確実に取り込んでいることが好業績の要因となっている。
2016年3月期は売上高が前期比2.3%増の8,050百万円、経常利益が同2.7%増の830百万円と期初計画を据え置いているが、第3四半期以降もコンサルティング売上げが好調に推移しており、会社計画を上回る公算が大きいと弊社では見ている。
他社にはない同社の強みは、58年間の歴史で培ってきたドメイン(事業領域・業種)、ファンクション(組織)、エリア(地域)における成功済みの戦略メソッドを有することや、全国の地域金融機関等140を超える提携ネットワークを構築していること、SPコンサルティングも含めた総合コンサルティングサービスを提供できることなどが挙げられる。今後も、社会的課題・未来へのテーマを対象とした戦略ドメイン&マネジメント研究会や教育・研修サービスなどを切り口として経営コンサルティング契約を伸長させ、収益拡大を進めていく方針だ。なお、株主還元策として引き続き配当性向60%を目安に配当を実施していく方針で、収益成長とともに配当成長も期待される。
■Check Point
・四半期純利益が前年同期比48.5%増の3億1,600万円と大幅増
・大手・中堅企業の新規顧客開拓が進む
・コンサルタント人員の増員が直近の課題
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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