注目銘柄ダイジェスト(前場):DeNA、鉄建、DWTIなど
[16/02/18]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
DeNA<2432>:1790円(前日比+153円)
大幅高。任天堂がスマホ向けゲーム「Miitomo」の事前登録を開始したと発表している。事業提携先であり、今後は任天堂との協業を収益の柱に育てようとしている同社にとっても期待材料とされているようだ。もともと3月から配信の予定であり、サプライズはないものの、一時は配信延期が失望感を誘った経緯もあり、安心感にもつながる格好のようだ。
鉄建<1815>:257円(前日比+22円)
急伸。JR東日本では、2031-2040年度に東北・上越新幹線の土木構造物の改修に1兆406億円を投じると正式に発表している。1982年の開業以来、初めての全面的な改修工事となるようだ。鉄道工事に強みを持ち、JR東日本が筆頭株主でもある同社には、中長期においてのメリット享受に対して期待感が先行する格好に。
国際帝石<1605>:952円(前日比+50.3円)
買い優勢。前日のNY原油市況は8%超の上昇となり、原油高メリット銘柄として見直しの動きが強まっている。サウジとロシアの原油増産凍結合意をイランが支持と伝わったことで、今後の原油市況の反発期待につながっているようだ。なお、三菱UFJモルガン・スタンレー証券では投資判断を「ニュートラル」に格下げ、原油市況や為替前提の変更に伴い業績予想を下方修正、来期は4割の減益を予想のもよう。
ブリヂストン<5108>:3861円(前日比-131円)
買い先行。前12月期の決算を前日に発表している。営業利益は5172億円で前期比8.2%増益、従来計画の5240億円を下回り、市場コンセンサスも100億円程度下振れる形に。今期見通しは5200億円で同0.5%増益の見通し、市場予想は300億円程度下回っている。ただ、期末配当金は従来予想から10円引き上げの70円としており、年間配当金は130円になる。今期末配当金は140円に引き上げの計画。今期見通しは保守的との見方もあり、株主還元策の強化を評価する動きが優勢に。
NJーHD<9421>:2233円(前日比+400円)
ストップ高。子会社であるトライエースとNTTドコモ<9437>は、共同で制作を手掛けた新作ネイティブゲームタイトル「Heaven×Inferno」の配信を決定したと発表している。配信プラットフォームはApp StoreとGoogle Play。16年春の配信を予定している。トライエースは同タイトルの開発及び運営において、開発費及び運営費の一部を負担し、その負担割合に応じた収益を受領する。
アドソル<3837>:1409円(前日比+125円)
大幅に4日続伸。一時1479円まで上昇する場面があった。2月24日付でジャスダック(スタンダード)から東証2部へ市場変更すると発表している。また、この市場変更を記念して、16年3月期末に1株当たり4.00円の記念配当を実施する。普通配当15.00円とあわせ期末配当は19.00円(前期は13.00円)となる。
DWTI<4576>:481円(買い気配)
ストップ高買い気配。連結子会社の日本革新創薬(JIT)が同志社大学と角膜疾患治療薬の研究開発を目的とした共同研究契約を締結したと発表している。具体的には、JITが提供する新薬候補化合物について、同志社大学が保有する病態モデル細胞を用い、薬効評価等を実施し、臨床試験に進められる開発品を選定していく。同志社大学では、眼内の細胞増殖促進または細胞障害抑制による角膜内皮治療薬の開発に関する研究が行われているという。
ラクオリア創薬<4579>:341円(前日比+65円)
大幅反発。同社が創出したT型カルシウムチャネル/電位依存性ナトリウムチャネル遮断薬の物質特許について、韓国で特許査定を受けたと発表している。T型カルシウムチャネル/電位依存性ナトリウムチャネル遮断薬は、多様な治療用途に関与しているT型カルシウムチャネルまたはテトロドトキシン感受性(TTX-S)ナトリウムチャネルに対して特異的に作用し、複数の疼痛モデル動物において高い有効性を示すことが確認されているという。
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