ヒマラヤ Research Memo(1):自社ECサイトの稼動、沖縄県特化型ECストアの出店でEC事業を強化
[16/02/19]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
ヒマラヤ<7514>は、一般スポーツ、ゴルフ用品の小売チェーンで業界3位。関東以西の中小規模商圏をターゲットにドミナント戦略による出店を拡大中。子会社の(株)ビーアンドディー(以下、B&D)も含めたグループ店舗数は2015年11月末で156店舗。
12月28日に発表された2016年8月期第1四半期の連結業績は、売上高が前年同期比2.8%増の15,622百万円と増収を継続したものの、経常損失は前年同期の228百万円から391百万円にやや拡大した。健康志向の高まりでシューズ関連は引き続き好調に推移したものの、11月に入って高気温が続いたことで冬物衣料や防寒雑貨等の季節商材の販売が低調だったことが響いた。ただ、前期より注力している適時適量仕入によるきめ細かい在庫コントロールにより、対象商品の在庫は適正水準を維持している。
2016年8月期の連結業績は、売上高が前期比5.4%増の76,300百万円、経常利益が同6.4%増の2,620百万円と期初計画を据え置いている。12月も高気温が続き、季節商材の低調が続いているが、1月中旬以降は市場環境も改善が進んでおり、春物商材の立ち上がりも順調なことから、今後の販売巻き返しにより計画の達成を目指していく考えだ。売上拡大施策とし、今期はEC事業の強化を進めている。2015年11月に自社ECサイトを稼働させたほか、12月には沖縄県特化型ECストアを「楽天市場」「Yahoo!ショッピング」に出店しており、今後の売上増を見込んでいる。
中期3ヶ年計画では最終年度となる2018年8月期に売上高86,000百万円、経常利益3,400百万円を目標に掲げている。年間10店舗以上の出店継続やEC事業の強化によって売上を拡大し、売上高経常利益率は売上総利益率の改善により、2015年8月期の3.4%から4.0%に引き上げていく計画だ。スポーツ用品小売業界は今後も大手企業の集約化が進む見通しで、業界3位の同社も中長期に安定成長が続くものと予想される。
■Check Point
・1Qは新規出店効果で増収
・通期業績見通しは増収増益を据え置き、EC市場対応を本格的に開始
・資本効率が高い経営によりROEが相対的に高い
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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12月28日に発表された2016年8月期第1四半期の連結業績は、売上高が前年同期比2.8%増の15,622百万円と増収を継続したものの、経常損失は前年同期の228百万円から391百万円にやや拡大した。健康志向の高まりでシューズ関連は引き続き好調に推移したものの、11月に入って高気温が続いたことで冬物衣料や防寒雑貨等の季節商材の販売が低調だったことが響いた。ただ、前期より注力している適時適量仕入によるきめ細かい在庫コントロールにより、対象商品の在庫は適正水準を維持している。
2016年8月期の連結業績は、売上高が前期比5.4%増の76,300百万円、経常利益が同6.4%増の2,620百万円と期初計画を据え置いている。12月も高気温が続き、季節商材の低調が続いているが、1月中旬以降は市場環境も改善が進んでおり、春物商材の立ち上がりも順調なことから、今後の販売巻き返しにより計画の達成を目指していく考えだ。売上拡大施策とし、今期はEC事業の強化を進めている。2015年11月に自社ECサイトを稼働させたほか、12月には沖縄県特化型ECストアを「楽天市場」「Yahoo!ショッピング」に出店しており、今後の売上増を見込んでいる。
中期3ヶ年計画では最終年度となる2018年8月期に売上高86,000百万円、経常利益3,400百万円を目標に掲げている。年間10店舗以上の出店継続やEC事業の強化によって売上を拡大し、売上高経常利益率は売上総利益率の改善により、2015年8月期の3.4%から4.0%に引き上げていく計画だ。スポーツ用品小売業界は今後も大手企業の集約化が進む見通しで、業界3位の同社も中長期に安定成長が続くものと予想される。
■Check Point
・1Qは新規出店効果で増収
・通期業績見通しは増収増益を据え置き、EC市場対応を本格的に開始
・資本効率が高い経営によりROEが相対的に高い
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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