イデアインター Research Memo(2):第2四半期は増収減益、重点3項目がいずれも好調
[16/02/25]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■2016年6月期の第2四半期決算
イデアインターナショナル<3140>の2016年6月期の第2四半期は、売上高3,052百万円(前年同期比4.3%増)、営業利益57百万円(同40.6%減)、経常利益28百万円(同9.7%減)、四半期純利益26百万円(同1200%増)と、増収減益で着地した。同社は第2四半期予想を公表していなかったため、計画対比はできないが、売上高、利益ともに計画線であったと見られる。
売上高は前年同期比127百万円の増収となった。これは、キッチン雑貨、トラベル用品ブランド「ミレスト(MILESTO)」及びEC売上高という、同社が中心的施策に位置付ける3項目がいずれも好調だったことが要因だ。
利益面では、売上高売上総利益率が今第2四半期は42.6%だった。これは前年同期の42.8%からは0.2%ポイント低下した形となるが、為替レートが前年同期の109.01円/ドルから今第2四半期は121.90円/ドルに約12円(約12%)円安が進展したことを考えると、大健闘との評価をすべき内容だ。海外工場で製品を製造して日本に輸入する同社は、円安でデメリットを被るためだ。12%の円安をほぼ吸収したことは、同社の製造コスト削減策が奏功し、収益性が着実に向上していることを明確に示している。
今第2四半期の販管費は1,243百万円で前年同期から87百万円(7.5%)増加した。この増加分のほとんどは広告宣伝費の増加と見られる。同社は製品ブランドの認知度向上を今中計における事業戦略の最重要課題の1つと位置付け、インターネット広告を中心に広告宣伝を積極化させている。売上高販管費率は前年同期の39.5%から今第2四半期は40.7%に1.2%ポイント悪化したが、仮に広告宣伝費が前年同期と同額であれば、売上高販管費率は改善したと同社では試算している。重要なポイントは、この広告宣伝費の投下が当初計画どおり行われており、またそこからの効果がEC売上高増加などの形できちんと効果を上げているということだ。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)
<HN>
イデアインターナショナル<3140>の2016年6月期の第2四半期は、売上高3,052百万円(前年同期比4.3%増)、営業利益57百万円(同40.6%減)、経常利益28百万円(同9.7%減)、四半期純利益26百万円(同1200%増)と、増収減益で着地した。同社は第2四半期予想を公表していなかったため、計画対比はできないが、売上高、利益ともに計画線であったと見られる。
売上高は前年同期比127百万円の増収となった。これは、キッチン雑貨、トラベル用品ブランド「ミレスト(MILESTO)」及びEC売上高という、同社が中心的施策に位置付ける3項目がいずれも好調だったことが要因だ。
利益面では、売上高売上総利益率が今第2四半期は42.6%だった。これは前年同期の42.8%からは0.2%ポイント低下した形となるが、為替レートが前年同期の109.01円/ドルから今第2四半期は121.90円/ドルに約12円(約12%)円安が進展したことを考えると、大健闘との評価をすべき内容だ。海外工場で製品を製造して日本に輸入する同社は、円安でデメリットを被るためだ。12%の円安をほぼ吸収したことは、同社の製造コスト削減策が奏功し、収益性が着実に向上していることを明確に示している。
今第2四半期の販管費は1,243百万円で前年同期から87百万円(7.5%)増加した。この増加分のほとんどは広告宣伝費の増加と見られる。同社は製品ブランドの認知度向上を今中計における事業戦略の最重要課題の1つと位置付け、インターネット広告を中心に広告宣伝を積極化させている。売上高販管費率は前年同期の39.5%から今第2四半期は40.7%に1.2%ポイント悪化したが、仮に広告宣伝費が前年同期と同額であれば、売上高販管費率は改善したと同社では試算している。重要なポイントは、この広告宣伝費の投下が当初計画どおり行われており、またそこからの効果がEC売上高増加などの形できちんと効果を上げているということだ。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)
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