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ラクス Research Memo(3):クラウドサービスは分野に特化して、自社開発の高い技術力を保持

注目トピックス 日本株
■事業内容と特徴・強み

クラウド事業は企業の業務効率化を支援するシステムをクラウド方式で低価格で提供しており、主な顧客は中小企業と、裾野が広いことも特徴の一つである。IT人材事業はITエンジニアスクールのノウハウを活かし、未経験者を正社員として採用し、ITエンジニアに育てた上で開発が継続するWEBサービス事業者へ派遣している。

ラクス<3923>は売上の66.3%営業利益の77.6%をクラウド事業が稼ぎ出している。クラウド事業では複数のサービスを提供しており、クラウド事業の売上の約4割を占める主力サービスはメール共有・管理システム「メールディーラー」である。「メールディーラー」は、カスタマーサポート宛に届く大量のメールを複数の担当者で返信するためのシステムで、顧客満足度を高めるための様々な機能を特徴としており、主な顧客はコンシュマーから大量のメールが届くEC事業者やWEBサービス事業者、ソーシャルゲーム事業者等である。メール共有・管理システムの市場は「メールディーラー」が市場を創造・牽引してきたこともあり、市場シェアは70%強と圧倒的である。

同社のクラウド事業の特徴・強みはノンカスタマイズによる高いストック売上高比率、高い限界利益率、複数のクラウドサービスを展開している事業ポートフォリオ、営業・開発・サポートを社内に有することで迅速で的確な顧客ニーズへの対応が可能なこと等、クラウド経営に関する高いノウハウを保持していることがあげられる。

特に、高いストック売上比率は、カスタマイズを行わないことで余分な手間とコストを抑えることが可能となり、高い限界利益率を支えている。他のクラウドサービス事業者はカスタマイズや機器販売等が売上高の一定の比率を占めているケースが多く、想定外の減収や利益率の低下を引き起こしやすいが、同社は月額利用料が売上に占める割合が概ね90%以上(残りは初期費用)で推移しており、順調にストック売上が積み上がっている。また、カスタマイズを行わないことで売上が増加しても、コストはほとんど増加しないため高い限界利益率を実現することが可能となっており、主力の「メールディーラー」は営業利益率が50%強で推移している。

また、事業ポートフォリオを重視しており、複数のクラウドサービスを提供している。クラウドは売上が増加してもコストがそれほど増加しないという特徴があり、売上が大きくなれば限界利益率が高くなることも特徴の一つである。注力サービスの「楽楽精算」と導入期の「楽楽明細」以外のクラウドサービスは全て営業黒字であり、営業利益率は高いもので約80%もあるという。成熟期に入ったクラウドサービスのセールス&マーケティングを止めてサービスの運営にのみ特化することでこのような高い利益率を実現できるとのことだが、同社ではこのようなキャッシュカウのサービスを複数保持しており、そこから生れる潤沢なキャッシュを高い成長が見込めるクラウドサービスに投資することで、高成長を実現している。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田 雅展)



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