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テックファーム Research Memo(5):通期は受注拡大を進め、売上高50億円、営業利益1.5億円の達成を見込む

注目トピックス 日本株
■今後の見通し

(1) 2016年6月期業績見通し

テックファームホールディングス<3625>の2016年6月期の業績は、売上高が5,000百万円、営業利益が150百万円、経常利益が140百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が3百万円と期初計画を据え置いている。第2四半期までの売上高進捗率は45.3%とやや低いものの、今後のソフトウェア受託開発事業の受注拡大を進めていくことで計画の達成を目指していく。弊社では今期業績については下振れの可能性があるものの、後述するFintech、IoT、ロボット領域での受注拡大が期待できること、EBEの業績拡大基調が続くことなどから、収益トレンドとしては今上期を底に下期以降は拡大に転じ、2017年6月期は収益回復が鮮明化すると見ている。なお、経常利益と親会社株主に帰属する当期純利益の差が大きいが、これはのれん償却による法人税等の増加や、EBEの収益拡大に伴う少数株主利益の増加が要因となっている。

下期以降の経営方針としては、ソフトウェア受託開発事業で安定した収益化を図ると同時にグループの技術開発支援を行う基盤として機能させ、自社サービスであるEBEの自動車アフターマーケット向け業務支援システム、Prismのカジノ向け電子決済サービス、テックファームのホテル向け客室専用タブレット情報配信サービスなどで技術的優位性による差別化を図ることによって、収益成長を目指していく戦略となっている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)



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