能美防災 Research Memo(10):2020年東京五輪に向けた再開発や国土強靭化計画などで中期事業環境良好
[16/03/25]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■能美防災<6744>の事業環境
建設業界を取り巻く事業環境は、2020年東京夏季五輪に向けた再開発事業の本格化や、老朽化した社会インフラを補修・更新する国土強靭化計画などを背景として、中期的に良好である。
高速道路トンネル関連の防災設備・システム工事は大型案件が多く、利益率も高くなる傾向があるようだ。そして高速道路トンネル工事の計画は高水準であり、最近では阪神高速道路大和川線トンネル防災設備工事の大型案件を受注している。
また超高層ビルなどに設置された防災設備・システムに関しては、おおむね20〜25年程度で更新需要が発生するようだ。したがって、2020年東京夏季五輪に向けた再開発事業に伴って新規大型案件が増加するだけでなく、2020年東京夏季五輪終了後も保守・点検、そして更新需要の高水準推移が期待される。
さらに火災発生を防止し、被害を最小限にとどめるために、消防法など関係法令による防災設備設置基準の強化や義務化が一段と進展する可能性もあり、防災設備・システムの市場環境は中期的に良好だろう。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田 雅展)
<HN>
建設業界を取り巻く事業環境は、2020年東京夏季五輪に向けた再開発事業の本格化や、老朽化した社会インフラを補修・更新する国土強靭化計画などを背景として、中期的に良好である。
高速道路トンネル関連の防災設備・システム工事は大型案件が多く、利益率も高くなる傾向があるようだ。そして高速道路トンネル工事の計画は高水準であり、最近では阪神高速道路大和川線トンネル防災設備工事の大型案件を受注している。
また超高層ビルなどに設置された防災設備・システムに関しては、おおむね20〜25年程度で更新需要が発生するようだ。したがって、2020年東京夏季五輪に向けた再開発事業に伴って新規大型案件が増加するだけでなく、2020年東京夏季五輪終了後も保守・点検、そして更新需要の高水準推移が期待される。
さらに火災発生を防止し、被害を最小限にとどめるために、消防法など関係法令による防災設備設置基準の強化や義務化が一段と進展する可能性もあり、防災設備・システムの市場環境は中期的に良好だろう。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田 雅展)
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