シャープ---買い先行後は伸び悩む、想定以上の下方修正もマイナス視
[16/03/31]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
シャープ<6753>は、買い先行後に伸び悩む。鴻海がシャープの買収を決議、4月2日に買収契約に調印すると報じられている。方向性は定まっていたものの、直前まで紆余曲折があったため、交渉の進展を確認であらためて買い安心感が先行。ただ、買い一巡後は短期的な出尽し感も優勢の展開に。割当増資の発行価額は1株118円から88円に引き下げられ、潜在株式を含めた希薄化率は260%を超える水準となる。株価水準の割高感が意識されてきているようだ。また、通期営業損益は従来予想の100億円の黒字から1700億円の赤字に下方修正、一昨日に伝わった観測報道数値900億円の赤字も大きく下回る水準となっている。
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