【FISCOソーシャルレポーター】個人投資家hina氏:サイバー攻撃に狙われるIoT機器を守るセキュリティ対策銘柄
[16/04/08]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家hina氏(ブログ「hinaの株ブログ」の著者)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。
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※2016年4月6日引け後に執筆
為替市場で円高が進行し、日経平均は7日続落。
まだ底値は確認できません・・・。
ドル円が100円方向に向かうという説もあり、なかなか反転しにくい相場環境になってきていますね。
相場が好転したことを確認してから個別株に取り組むのが賢明かと思います。
「万年強気と万年弱気は儲からない」という相場格言もありますので、地合いに合わせて売買は臨機応変に対応していきたいですね。
さて個別銘柄のお話しになりますが、私が今注目しているのはバイオとサイバーセキュリティ関連です。
バイオ関連銘柄については私のブログで毎日取り上げていますので、今回はサイバーセキュリティ関連について記載したいと思います。
あらゆるモノをインターネットでつなぐ「IoT」への取り組みが世界的に進んでいますね。
世界のIoT市場は2014年の約6500億ドル(70兆円)が20年には1.7兆ドル(180兆円)に伸びると予測されているそうです。
日本は少子高齢化が進み、労働者の減少という深刻な課題を抱えています。
IoTのもたらす効率性向上は企業の成長にとって必要不可欠となっており、今後の日本経済を左右するキーワードになります。
そしてIoTはインターネットを介することから、サイバー攻撃対策が重要な課題となっています。
先日178万人分もの個人情報が中国に渡った可能性があるというニュースが流れました。
Yahoo<4689>や楽天<4755>、アップル社など31企業に約1800万人分のIDなどで中国から不正アクセスがあったそうです。
これは不正アクセス禁止法違反にあたる立派な犯罪です
国立研究開発法人「情報通信研究機構」の調査では、28万のおとりアドレスで国内の攻撃を観測しており、1アドレスに対する年間の攻撃件数は2013年には約6万件だったものが、15年では約21万件に急増。昨年は全攻撃の1/4がIoT機器を標的にしたものだったそうです。
パソコンやサーバーだけでなく、このようにIoTを狙ったサイバー攻撃が急増しているため、政府は「サイバーセキュリティ戦略」を閣議決定しました。
情報の宝庫であるIoT機器を守るべく世界各国がこの課題に取り組んでいます。
早急な対策が求められる国策銘柄として、個人投資家に人気のある個別をいくつか取り上げてみますね。
◆UBIC<2158>
データ分析・解析や情報セキュリティに特化。ビッグデータを含む情報解析などを支援。
テクニカルでは75日線からの切り返し。同社は人工知能(AI)関連としても投資家に人気のある銘柄ですので、出来高が膨らんでくれば中長期で見られそうな銘柄です。
◆ジグソー<3914>
人工知能制御によるデータコントロールサービスを提供。
クラウド利用時に必須とされるセキュリティ対策においても多くのソフトウェアやサービスと連携して運用をサポートしています。
私のブログでも継続して取り上げている銘柄です。フィスコレポートでも以前ご紹介し、フィンテック関連として人気化しました。
テクニカルでは5日線に乗るまでの日柄調整中。乗ったら期待度が再度高まります。
◆デジタルアーツ<2326>
Webフィルタリングを中心としたインターネット、Eメール等のセキュリティソフトの開発、販売。
テクニカルでは75日線にタッチして、コツンときた感じはありますね。底値に近付いています。
◆FFRI<3692>
世界トップレベルのセキュリティ・リサーチ・チームを作り、コンピュータ社会の健全な運営に寄与。
チャートはデッドクロスですが、株価は底値圏でもあります。
他にも、銘柄の探し方、注目の仕方、リアルタイムでお奨めの個別銘柄などは私のブログ『hinaの株ブログ』にて毎日配信中ですので、こちらもチェックしてみてください★(^^)/。
『hinaの株ブログ』で検索すると私のブログが表示されると思います♪
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執筆者名:hina
ブログ名:hinaの株ブログ
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