ミロク情報サービス---マイナンバー、セキュリティ関連が好調。5期連続の増収増益、過去最高業績を見込む
[16/04/12]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
ラジオNIKKEI マーケットプレスの『フィスコ presents 注目企業分析』3月31日放送において、ミロク情報サービス<9928>を取り上げている。主な内容は以下の通り。
Q. 同社の概要から、お願いいたします。
同社は、1977 年の創業の、会計事務所及び中堅・中小企業向けに、財務会計・税務システムを中心とする ERP (統合業務)システムを開発・販売する業界大手です。財務・会計システムを開発・販売する企業としては老舗的なポジションにありますが、現在では、「クラウド・コンピューティング」 に対応したサービスの強化や、14年には新規事業として中小企業の事業承継・再生等の支援サービスも展開しています。
Q. 事業内容の詳細について教えてください。
同社の主な顧客は、会計事務所とその顧問先企業となる中堅・中小企業になります。会計事務所向けでは、 ユーザー数が約 8400 事務所と業界シェアで約 25% を占めており、 中堅・中小企業向けでは約 17000 社のユーザーを有しています。小規模事業者向けには約 8,400 の会計事務所を通じて提供しており、 そのユーザー数は3万社超となっています。
顧客である会計事務所の先に約50万社の顧問先中小企業があることを考えれば、今後の開拓余地は依然大きいとみています。マイナンバー制度を切り口とした新規顧客の開拓や、既存顧客へのクロスセルを積極的に進め、好調な受注ペースとなっているもようです。
Q. 足元の業績・通期業績については如何でしょうか?
2月3日に発表した16年3月期第3四半期決算は、売上高は178.31億円(前年同期比6.5%増)、経常利益は22.77億円(同25.1%増)の着地となりました。
通期については、従来計画を据え置き、売上高は236億円(前期比5.4%増)、営業利益は30億円(同18.8%増)、経常利益は30億円(同16.0%増)、純利益は18.10億円(同3.0%増)と、5期連続の増収増益、過去最高業績の更新を見込んでいます。なお、配当については、期末配当を2円増額し、前期比2円増の17円とする増配を発表しています。
Q. 中期経営計画に関しても教えてください。
2015 年 3 月期からスタートした第 3 次中期経営計画では、最終年度となる 2017 年 3 月期に売上高260億円、経常利益40億円、当期純利益 24.5億円、ROE15%、売上高経常利益率15%を数値目標として掲げています。
顧客プラットフォームを生かした事業拡大、並びに利益率の高い事業へ注力するといった事業ポートフォリオの再構築を推進し、前述の新規事業「中小企業の事業承継、 事業再生支援サービス」が成長ポテンシャルとして大きく期待されています。また、同社のビジネス情報サイトの会員数は160万を突破しており、 広告収入が年間で約 5億円まで見込めるようになったことから、更なる収益拡大につながる可能性も今後の期待材料です。
ラジオNIKKEI マーケットプレス
『フィスコ presents 注目企業分析』毎週月・木曜14:30〜14:45放送
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Q. 同社の概要から、お願いいたします。
同社は、1977 年の創業の、会計事務所及び中堅・中小企業向けに、財務会計・税務システムを中心とする ERP (統合業務)システムを開発・販売する業界大手です。財務・会計システムを開発・販売する企業としては老舗的なポジションにありますが、現在では、「クラウド・コンピューティング」 に対応したサービスの強化や、14年には新規事業として中小企業の事業承継・再生等の支援サービスも展開しています。
Q. 事業内容の詳細について教えてください。
同社の主な顧客は、会計事務所とその顧問先企業となる中堅・中小企業になります。会計事務所向けでは、 ユーザー数が約 8400 事務所と業界シェアで約 25% を占めており、 中堅・中小企業向けでは約 17000 社のユーザーを有しています。小規模事業者向けには約 8,400 の会計事務所を通じて提供しており、 そのユーザー数は3万社超となっています。
顧客である会計事務所の先に約50万社の顧問先中小企業があることを考えれば、今後の開拓余地は依然大きいとみています。マイナンバー制度を切り口とした新規顧客の開拓や、既存顧客へのクロスセルを積極的に進め、好調な受注ペースとなっているもようです。
Q. 足元の業績・通期業績については如何でしょうか?
2月3日に発表した16年3月期第3四半期決算は、売上高は178.31億円(前年同期比6.5%増)、経常利益は22.77億円(同25.1%増)の着地となりました。
通期については、従来計画を据え置き、売上高は236億円(前期比5.4%増)、営業利益は30億円(同18.8%増)、経常利益は30億円(同16.0%増)、純利益は18.10億円(同3.0%増)と、5期連続の増収増益、過去最高業績の更新を見込んでいます。なお、配当については、期末配当を2円増額し、前期比2円増の17円とする増配を発表しています。
Q. 中期経営計画に関しても教えてください。
2015 年 3 月期からスタートした第 3 次中期経営計画では、最終年度となる 2017 年 3 月期に売上高260億円、経常利益40億円、当期純利益 24.5億円、ROE15%、売上高経常利益率15%を数値目標として掲げています。
顧客プラットフォームを生かした事業拡大、並びに利益率の高い事業へ注力するといった事業ポートフォリオの再構築を推進し、前述の新規事業「中小企業の事業承継、 事業再生支援サービス」が成長ポテンシャルとして大きく期待されています。また、同社のビジネス情報サイトの会員数は160万を突破しており、 広告収入が年間で約 5億円まで見込めるようになったことから、更なる収益拡大につながる可能性も今後の期待材料です。
ラジオNIKKEI マーケットプレス
『フィスコ presents 注目企業分析』毎週月・木曜14:30〜14:45放送
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