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オークファン---膨大なデータを強みに、M&Aや海外展開で成長を加速

注目トピックス 日本株
ラジオNIKKEI マーケットプレスの『フィスコ presents 注目企業分析』4月11日放送において、オークファン<3674>を取り上げている。主な内容は以下の通り。


Q. 同社の概要からお願いします。

オークファンは、ネットオークション ・ ショッピングの比較検索サイト 「aucfan.com(オークファン)」 を始めとした情報提供事業を展開しています。 過去蓄積してきた 300 億件を超える実売価格データを武器に、 個人及び個人事業主などの売り手を中心にサービスを提供してきましたが、2015年7月にディー・エヌ ・エー<2432> より、日本最大級のWeb卸売・仕入れマーケットプラットフォーム 「(株) NETSEA (ネッシー)」 を取得し、BtoB向けEC市場へ本格的に参入しました。


Q. 事業の詳細をご説明ください。

主にPCサイト、 モバイルサイト及びスマートフォンサイトで、 「aucfan.com (オークファン)」 の運営を中心とした、インターネットメディア事業などを展開しています。ヤフーや楽天、amazon、e−Bayなど、 国内外のオークションサイト、及び、通販サイト運営会社から取得した商品の落札・売買価格情報を蓄積、それらのデータを統合・解析し、 自社サイト「オークファン」で相場情報として提供しています。15年9月末の無料会員である一般会員数は 57.9万人、 プレミアム会員数は48,958 人となっています。

同社の収入源は、サービス課金収入、及び、ネット広告収入、マーケティング支援収入の 3 つで構成されています。 2015年9月期は、サービス課金収入が51%、ネット広告収入が24.5%、マーケティング支援収入が24.5% となっており、サービス課金収入が全体の半分以上を占めています。

注目点は、今年1月に行った流通・製造業の資産を流動化するアセットリクイデーション事業を運営する(株)リバリューの買収です。今後、この買収のシナジー効果の顕在化による既存事業の一段の成長に加え、企業在庫を担保とした融資 (Asset−Based Lending) 等の FinTech分野の新規ビジネスの創出も予想され、2017年以降の成長加速に向けた土台作りが着実に進行していると考えられます。


Q. 業績の見通しについてはいかがでしょうか?

中期経営計画「Newパラダイム2017」の2年目に当たる 2016年9月期は、売上高は21.01億円(前期比39.4%増)、営業利益は2.23億円(同30.4%増)、経常利益は2.5億円(同44.7%増)、当期純利益は2.37億円(同17.6%増)と2ケタ増収・営業増益を見込んでいます。

ちなみに、中期経営計画の最終年度である2017年9月期には、売上高30億円、経常利益8億円を目標に掲げています。具体的には、保有する300億を超えるBtoC ・ CtoC の取引のデータと NETSEAの持つBtoBの新たな商品データにより、各サービス会員に対する相互誘導により流通量を高め、新たに物流、金融機能を追加した 「情報+マーケットプレイス」 のワンストップサービス提供体制を構築。加えて、 国内で構築したマーケットプレイス事業を日本の良質な商品に対する中国、アジア諸国のニーズの高まりに注目し、数兆円の市場規模が見込まれているアウトバウンド市場へ拡大していく戦略を進めるとのことです。



ラジオNIKKEI マーケットプレス
『フィスコ presents 注目企業分析』毎週月・木曜14:30〜14:45放送



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