ファストロジク Research Memo(1):業績の順調な拡大が継続中
[16/04/22]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
ファーストロジック<6037>は不動産投資にフォーカスしたポータルサイトの運営会社。同社が運営する「楽待(らくまち)」は投資用不動産情報サイトとして国内最大規模を誇る。2015年7月に不動産の管理・リフォーム用ポータルサイト「大家さんの味方」をローンチし、不動産投資の全サイクルを収益機会としてカバーする体制が整った。
主力の不動産投資ポータルサイト「楽待」は、2015年4月にYahoo!JAPANとの提携の結果PV(ページビュー)数が急増し、それが会員数や加盟店数や物件掲載数等、他のKPI(重要経営指標)の増加へも波及し、順調な拡大が続いている。KPI拡大で物件掲載サービスや提案サービスなどの収入はもちろん、サイト価値の向上で広告掲載サービスの収入も着実に増加基調をたどっている。
2015年7月に「大家さんの味方」をローンチし、投資用不動産の管理・リフォームに関するマッチングサービスを提供している。その成長ポテンシャルへの期待は高い。足元の状況は同社が策定した当初計画に対して遅れ気味となっているようだ。要因はリフォーム企業の受注獲得に対する意識の有り様が不動産会社とは大きく異なっていることや、サイト自体にも使い勝手などの面で改善の余地があることなどだ。同社はいたずらに急ぐことは避け、足元をしっかりと固めることに注力する意向だ。
業績面では好調が続いている。2016年7月期第2四半期は増収増益で会社計画の線で着地した。利益の伸び率が小さいのは「大家さんの味方」への投資が原因であり、当初の予定に織り込み済みだ。通期予想も従来から変更はない。2017年7月期以降も「楽待」を中心に順調な成長が続き、2018年7月期からは「大家さんの味方」の本格的収益貢献で成長がさらに加速してくると弊社ではみている。
同社は2015年2月に東証マザーズに上場したばかりだが、それから1年後の2016年2月に東証1部指定となった。同社は積極的な採用増を計画しており、東証1部上場は採用活動にプラスとなると期待される。また、1部上場を記念して2016年7月期末に1株当たり10円の特別配当を出すことを発表している。
■Check Point
・「楽待」は成長ポテンシャルが非常に大きい
・PV数の増加と共に会員数も増加
・「大家さんの味方」の中期的な成長に期待
(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)
<HN>
主力の不動産投資ポータルサイト「楽待」は、2015年4月にYahoo!JAPANとの提携の結果PV(ページビュー)数が急増し、それが会員数や加盟店数や物件掲載数等、他のKPI(重要経営指標)の増加へも波及し、順調な拡大が続いている。KPI拡大で物件掲載サービスや提案サービスなどの収入はもちろん、サイト価値の向上で広告掲載サービスの収入も着実に増加基調をたどっている。
2015年7月に「大家さんの味方」をローンチし、投資用不動産の管理・リフォームに関するマッチングサービスを提供している。その成長ポテンシャルへの期待は高い。足元の状況は同社が策定した当初計画に対して遅れ気味となっているようだ。要因はリフォーム企業の受注獲得に対する意識の有り様が不動産会社とは大きく異なっていることや、サイト自体にも使い勝手などの面で改善の余地があることなどだ。同社はいたずらに急ぐことは避け、足元をしっかりと固めることに注力する意向だ。
業績面では好調が続いている。2016年7月期第2四半期は増収増益で会社計画の線で着地した。利益の伸び率が小さいのは「大家さんの味方」への投資が原因であり、当初の予定に織り込み済みだ。通期予想も従来から変更はない。2017年7月期以降も「楽待」を中心に順調な成長が続き、2018年7月期からは「大家さんの味方」の本格的収益貢献で成長がさらに加速してくると弊社ではみている。
同社は2015年2月に東証マザーズに上場したばかりだが、それから1年後の2016年2月に東証1部指定となった。同社は積極的な採用増を計画しており、東証1部上場は採用活動にプラスとなると期待される。また、1部上場を記念して2016年7月期末に1株当たり10円の特別配当を出すことを発表している。
■Check Point
・「楽待」は成長ポテンシャルが非常に大きい
・PV数の増加と共に会員数も増加
・「大家さんの味方」の中期的な成長に期待
(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)
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