【FISCOソーシャルレポーター】個人投資家ゆたぽん氏:GDP600兆円へ向けた成長戦略で注目したいテーマ株とは
[16/04/26]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家ゆたぽん氏(ツイッター:@yutanpo104 )が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。
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※2016年4月20日22時に執筆
政府の産業競争力会議は、19日、成長戦略をまとめた。
現在約500兆円の名目GDPを600兆円に高めるため、官民あげて新たな有望成長市場を開拓する「官民戦略プロジェクト10」を示した。
今後はこれらの実現に向けた、具体策が示されていくことだろう。今回は成長戦略に絡む注目のテーマと関連銘柄を、簡単にピックアップさせていただく。
主力大型株や時価総額の大きい銘柄に関しては、政策の材料・思惑だけでは株価の動意が乏しい可能性が高い。ここでは、実際に政策に絡む報道が出た際に動意が期待される中小型株、過去にテーマで動意したことのある銘柄を中心に挙げていく。
◇官民戦略プロジェクト10で注目したいテーマと関連銘柄
◆第4次産業革命
2020年までに新たに30兆円規模の市場を創出する目標。「新たに」という点がポイントであり、今後4年間で最も成長が期待される産業。
<テーマと注目したい関連銘柄>
・自動運転→<4667>アイサンテクノロジー、<3724>ベリサーブ
・ロボット→<7779>サイバーダイン、<3741>セック
・ドローン→<9233>アジア航測、<9790>福井コンピュータ
・AI・ディープラーニング→<3666>テクノスジャパン、<3653>モルフォ
・スマート工場(IoT)→<3920>アイビーシー、<4770>図研エルミック
◆健康立国
市場規模16兆円(2011年)→26兆円(2020年)
・医療ビッグデータ→<3902>メディカル・データ・ビジョン、<4323>日本システム技術
・遠隔医療→<6034>MRT、<2667>イメージワン
・介護ロボット→<3444>菊池製作所、<6264>マルマエ
◆環境投資
市場規模18兆円(2014年度)→28兆円(2030年度)
・省エネルギー住宅→<3150>グリムス、<2311>エプコ
・燃料電池車→<8088>岩谷、<4082>稀元素化学
◆農業改革
市場規模4.7兆円(2013年度)→10兆円(2020年度)
・スマート農業→<3816>大和コンピュータ、<3835>eBASE
・無人農機→<2359>コア、<7991>マミヤオーピー
◆観光立国
市場規模3.5兆円(2015年)→15兆円(2030年)
・民泊→<8889>アパマンショップ、<3457>ハウスドゥ
・多言語化→<6182>ロゼッタ、<2468>フュートレック
・クレジットカード対応→<4847>インテリジェントウェイブ、<2307>クロスキャット
・医療ツーリズム→<6063>日本エマージェンシーアシスタンス、<2437>シンワアートオークション
上記の銘柄の中には株価が既に高値圏にあるものも含まれるため、売買の際はくれぐれも高値掴みには注意したい。また、これからの時期は決算シーズンを迎えるにあたり、テーマ性よりも業績など個別需給による影響が出やすくなることも考慮しておきたい。
実際にテーマに絡んでいても、盛り上げるか盛り上げないかは大口次第となり、先のことはわかりませんので悪しからず。売買のタイミングには気を付けましょう。
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執筆者名:ゆたぽん(ツイッター:@yutanpo104 )
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