メディカルシステムネットワーク---16.3期営業利益43.2%増、医薬品等ネットワーク事業及び調剤薬局事業が堅調に推移
[16/05/06]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
メディカルシステムネットワーク<4350>が2日に発表した2016年3月期決算は、売上高が前期比16.1%増の877.15億円、営業利益が同43.2%増の37.83億円、経常利益が同52.0%増の38.60億円、当期純利益が同94.3%増の17.20億円だった。1月に業績予想を上方修正しているが、売上・各利益ともに計画を上回っての着地だった。
主力である医薬品等ネットワーク事業及び調剤薬局事業が堅調に推移したこと、賃貸・設備関連事業において販売用不動産を売却したこと等により2ケタの増収。利益面については、調剤薬局事業において、後発医薬品の利用推進や在宅への取組みに注力し調剤技術料の取得が順調に推移したこと、及び店舗運営の効率化を図り本州エリアでの収益改善が進んだこと等が大幅な増益となっている。
2017年(若しくは平成29年)3月期については、売上高が前期比4.9%増の920.00億円、営業利益が同13.6%減の32.70億円、経常利益が同19.7%減の31.00億円、当期純利益が同29.7%減の12.10億円と見込んでいる。薬価基準の引き下げに加え処方箋受付回数が一定規模以上の薬局グループに対して報酬を引き下げる特例が設けられたこと等から、短期的に業績の圧迫要因となる部分があるとみている。
なお、調剤報酬改定に「かかりつけ薬剤師・薬局」の概念が導入されたことは、同社グループが地域医療への貢献を目指して従来から注力してきた「地域薬局」の考え方に沿うものであり、中長期的にグループの経営環境によい影響を与えるものと考えている。
<TN>
主力である医薬品等ネットワーク事業及び調剤薬局事業が堅調に推移したこと、賃貸・設備関連事業において販売用不動産を売却したこと等により2ケタの増収。利益面については、調剤薬局事業において、後発医薬品の利用推進や在宅への取組みに注力し調剤技術料の取得が順調に推移したこと、及び店舗運営の効率化を図り本州エリアでの収益改善が進んだこと等が大幅な増益となっている。
2017年(若しくは平成29年)3月期については、売上高が前期比4.9%増の920.00億円、営業利益が同13.6%減の32.70億円、経常利益が同19.7%減の31.00億円、当期純利益が同29.7%減の12.10億円と見込んでいる。薬価基準の引き下げに加え処方箋受付回数が一定規模以上の薬局グループに対して報酬を引き下げる特例が設けられたこと等から、短期的に業績の圧迫要因となる部分があるとみている。
なお、調剤報酬改定に「かかりつけ薬剤師・薬局」の概念が導入されたことは、同社グループが地域医療への貢献を目指して従来から注力してきた「地域薬局」の考え方に沿うものであり、中長期的にグループの経営環境によい影響を与えるものと考えている。
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