注目銘柄ダイジェスト(前場):メガバンク、健康CP、三菱電機など
[16/05/18]
提供元:株式会社フィスコ
提供元:株式会社フィスコ
注目トピックス 日本株
東京エレク<8035>:7605円(前日比+165円)
しっかり。ドイツ証券では投資判断を「ホールド」から「バイ」に格上げ、目標株価も7600円から8500円に引き上げている。7-9月から半導体製造装置受注が立ち上がってくるとみられるため、4-6月期の落ち込みが意識される局面では押し目買いを意識したいとしている。ドイツ証券では、17.3期営業利益を1305億円と予想、会社計画1240億円を上回るとみているほか、18.3期はコンセンサスを200億円程度上回ると予想している。
三菱電機<6503>:1297.5円(前日比+17.5円)
堅調。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では投資判断を「ニュートラル」から「オーバーウェイト」に格上げ、目標株価も1300円から1600円に引き上げている。テクニカルな市況底入れを先取り、今後は同業他社比で同社の良さが目立ってくると見ているようだ。また、月面探査機を製造、19年度にも打ち上げへと報じられていることも関心を集めさせる材料に。
ユニチカ<3103>:58円(前日比+2円)
出来高伴い反発。東海東京証券が投資判断を新規に「アウトパフォーム」、目標株価を91円としている。これまでアナリストのカバレッジがなかったため、ポジティブなインパクトにもつながっているようだ。東海東京証券では、中期経営計画に基づく利益成長が織り込まれていないとみられること、株価水準が上昇すると希薄化率が薄まる優先株の設計により現状は希薄化率が過大に見積もられている可能性があることなどを高評価の背景としている。
メガバンク
各社ともに買い先行の展開になっている。寄り付き前に発表された1-3月期のGDPは前期比年率で1.7%増となり、市場予想の0.3%増を大幅に上回った。これにより、国内景気に対する過度な警戒感が後退する状況となっているほか、銀行にとってはネガティブとなるマイナス金利の拡大などといった追加の金融緩和策に対する警戒感なども低下する方向とみられる。
オリコン<4800>:244円(前日比+32円)
急伸。100万株、3億円を上限に自己株式取得を実施すると発表している。発行済株式総数(自己株式除く)の6.83%に相当する。取得期間は5月18日から11月30日まで。需給面の支援材料として好感した買いが先行している。
アイビーシー<3920>:1745円(前日比+193円)
3日ぶり大幅反発。NRIセキュアテクノロジーズとセキュリティソリューション連携による協業を開始したと発表している。同社はNRIセキュアのアクセス管理製品「SecureCube / Access Check」の販売を開始するほか、ネットワーク診断ノウハウを活かしたセキュリティコンサルティングサービスを提供する。また、ソリューション導入時のインフラセキュリティ強化を目的に、NRIセキュアによる同社の診断ソリューション活用が検討される予定。
ジェネパ<3195>:1008円(前日比+150円)
ストップ高。ECマーケットプレイスの構築及びEC運営代行事業を運用する北京移動納維信息科技服務有限公司と資本業務提携に向けた基本合意書を締結したと発表している。中国でのECマーケティングデータを共有し、両社の中国市場での販売シェア拡大を図る。今後は具体的な協議を進め、6月末をメドに資本業務提携契約を締結する予定という。なお、両社が共同して構築したサイト「洋桃派」の運用を5月より一部開始した。
健康CP<2928>:894円(前日比+97円)
大幅続伸。5月16日引け後に発表した16年3月期決算などを受けて買いが殺到しており、17日はストップ高比例配分となっていた。同社は17年3月期の営業利益を国際財務報告基準(IFRS)ベースで101.50億円と見込んでいる。単純比較はできないが、日本基準の前期(50.66億円)の約2倍という急拡大がポジティブサプライズとなった。第2回・第3回新株予約権の取得・消却も、需給面のポジティブ材料と判断されているようだ。
<KS>