注目銘柄ダイジェスト(前場):帝人、パスコ、保土谷など
[16/05/20]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
住友商事<8053>:1104.5円(前日比-12.5円)
さえない。ゴールドマン・サックス証券では投資判断を「中立」から「売り」に格下げしているもよう。目標株価は1050円を継続しているようだ。カバレッジ内でのほかの商社が前期に十分な減損を計上した一方、同社のみはアンバトビー・ニッケルプロジェクトの減損が不十分であり、追加支援懸念が残るとしている。50円配当の継続などは、すでに株価に織り込み済みと判断。
保土谷<4112>:262円(前日比+10円)
続伸。日本写真印刷の設備投資拡大計画、JDIの有機ELライン敷設、SCREENの有機EL進出報道、大日印の有機EL部材増産報道など、足元では有機EL関連のニュースフローが極めて増加する状況になっている。有機EL関連市場の拡大期待があらためて再燃する形になり、関連の材料株で中心格となる同社に関心が向かっているようだ。
パスコ<9232>:377円(前日比+39円)
大幅続伸。三菱電機やゼンリンなどと6社で、自動車メーカーなどとともに「ダイナミックマップ基盤企画株式会社」を設立、自動走行・安全運転支援システム実現に必要となる高精度3次元地図などの整備や実証・運営に向けた検討を進めることに合意と発表している。同社の出資比率は17%となる。株価が安値圏にあるなか、自動運転関連としての位置づけを高める動きになっている。
帝人<3401>:385円(前日比+12円)
続伸。野村證券では投資判断を「ニュートラル」から「バイ」に格上げ、目標株価は440円としている。ポリカーボネートの採算悪化懸念などによる足元の株価下落で割安感が出てきたと判断しているもよう。また、慢性期脳梗塞向け医薬品SB623の治験開始などが始まる可能性もあると考えているもようで、その際はさらに株価が上昇しやすいと指摘している。
シリコンスタ<3907>:4280円(前日比+405円)
一時4495円まで急伸。スマートフォン向けゲームアプリ「グランスフィア 〜宿命の王女と竜の騎士〜」が世界累計150万ダウンロードを突破したと発表している。同タイトルは15年6月にAndroid版及びiOS版、同9月に英語版の配信を開始していた。
ジェネパ<3195>:1230円(前日比+162円)
大幅に3日急伸。一時1344円まで上昇して上場来高値を更新した。東証が本日売買分から信用取引に関する臨時措置を解除している。また、日証金も同日から増担保金徴収措置を解除した。同社は5月17日引け後、ECマーケットプレイスの構築及びEC運営代行事業を運用する北京移動納維信息科技服務有限公司との間で、資本業務提携に向けた基本合意書を締結すると発表しており、その後の株価は強いリバウンドを見せている。
イード<6038>:910円(買い気配)
ストップ高買い気配。ソニー・ミュージックエンタテインメント(SME)と資本業務提携すると発表している。SMEは同社発行済株式の2%から5%未満をメドに市場もしくは既存株主から取得する予定。SMEの100%子会社であるエムオン・エンタテインメントと同社の合弁により新会社を設立する。MOEが紙媒体でブランドを確立した雑誌「mamagirl」等のコンテンツと、同社のデジタルメディア運営ノウハウを組み合わせる。
カヤック<3904>:2300円(前日比+279円)
大幅続伸。一時2377円まで上昇して年初来高値更新を更新した。1株につき2株の割合で株式分割を実施すると発表している。基準日は6月30日。直近ではVR(仮想現実)関連銘柄としても関心が高まっているようだが、本日は株式分割による流動性向上等に期待した買いが向かっている。
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