カドカワ---16.3期営業利益91.24億円、電子書籍事業が大きく成長
[16/05/23]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
カドカワ<9468>が12日に発表した2016年3月期決算は、売上高が2009.45億円、営業利益が91.24億円、経常利益が101.89億円、当期純利益が68.45億円だった。ドワンゴとKADOKAWAの共同持株会社として発足。前会計年度が6ヶ月であり、前期比較はなし。
書籍IP事業においては、メディアミックス作品の強化やUGC(User Generated Content)の商品化を積極的に進め、構造改革の成果もあり出版事業の収益性は順調に回復している。また、電子書籍事業が大きく成長し利益で通期予想を大きく上回る要因となった。
情報メディア事業においては、雑誌販売収入や広告売上の減少が続く市場環境に対応するため、事業構造の転換を進めている。映像IP事業においては、「艦隊これくしょん−艦これ−」「オーバーロード」「ハイスクールD×D」などのアニメ作品を中心にDVD、Blu-rayの販売が堅調に推移することに加え、海外でのアニメ版権ビジネスが大きく伸張した。
17年3月期については、売上高が前期比0.5%減の2000.00億円、営業利益が同66.0%減の31.00億円、経常利益が同67.6%減の33.00億円、当期純利益が同74.4%減の17.50億円を見込んでいる。大幅な減益とした理由として、Webサービス事業においては、「niconico」の機能強化によるユーザビリティの向上に取り組むとともに、スマートフォン向けの新サービスの開発。出版事業においても、UGC型投稿サイトの充実や雑誌事業の収益モデル転換に取り組むなど、積極的な投資の一年にするとしている。
<TN>
書籍IP事業においては、メディアミックス作品の強化やUGC(User Generated Content)の商品化を積極的に進め、構造改革の成果もあり出版事業の収益性は順調に回復している。また、電子書籍事業が大きく成長し利益で通期予想を大きく上回る要因となった。
情報メディア事業においては、雑誌販売収入や広告売上の減少が続く市場環境に対応するため、事業構造の転換を進めている。映像IP事業においては、「艦隊これくしょん−艦これ−」「オーバーロード」「ハイスクールD×D」などのアニメ作品を中心にDVD、Blu-rayの販売が堅調に推移することに加え、海外でのアニメ版権ビジネスが大きく伸張した。
17年3月期については、売上高が前期比0.5%減の2000.00億円、営業利益が同66.0%減の31.00億円、経常利益が同67.6%減の33.00億円、当期純利益が同74.4%減の17.50億円を見込んでいる。大幅な減益とした理由として、Webサービス事業においては、「niconico」の機能強化によるユーザビリティの向上に取り組むとともに、スマートフォン向けの新サービスの開発。出版事業においても、UGC型投稿サイトの充実や雑誌事業の収益モデル転換に取り組むなど、積極的な投資の一年にするとしている。
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