注目銘柄ダイジェスト(前場):東京エレク、SOSEI、トレイダーズなど
[16/05/23]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
ファンケル<4921>:1432円(前日比-91円)
大幅安。前日に4月の月次動向を発表しており、連結売上高は前年同月比4.3%増にとどまっている。13ヶ月連続でのプラス成長となったが、伸び率は7ヶ月ぶりの1ケタ台に鈍化しており、ネガティブに捉えられる形のようだ。なお、会社側では、前年同月にテレビ集中プロモーションなどを展開していたことで伸び率は鈍化しているが、計画通りの進捗としている。
ラウンドワン<4680>:757円(前日比+55円)
急伸。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では投資判断「オーバーウェイト」継続で、目標株価を960円から1160円に引き上げている。人気AM機器導入効果等で国内既存店売上高伸び率予想を上方修正、事業環境の好転により営業利益予想を増額修正などが評価引き上げの背景に。信用取組は大幅な売り長状態にあり、買戻しなども急がれる状況となっているもよう。
東京エレク<8035>:7884円(前日比+85円)
続伸で年初来高値を更新。先週末の米国市場ではアプライド・マテリアルズが14%高と急伸、国内半導体製造装置各社の買い材料とされている。アプライドでは19日に決算を発表、受注の拡大を背景に、5-7月期EPS見通しは市場予想の36セントを上回る46-50セントとなっている。また、日本半導体製造装置協会が発表した4月の日本製半導体製造装置BBレシオが1.16と5カ月連続で1を上回ったこともポジティブ視されている。
SOSEI<4565>:20190円(前日比+1190円)
急反発。東証が本日売買分から信用取引に関する臨時措置を解除している。また、日証金も同日から増担保金徴収措置を解除した。株価は規制解除を好感して一時20590円まで上昇する場面があり、その後は20000円前後で推移している。
リーバイス<9836>:473円(前日比-6円)
一時急伸も伸び悩む。米グーグルと米リーバイ・ストラウスが20日、スマートフォンの入力装置として機能する「スマートGジャン」を発表したと伝わっている。既に展開している「リーバイス・コミューター・トラッカージャケット」の新商品として17年春に発売するという。同社株価は年初来高値となる545円まで急伸する場面があったが、その後前週末からの上昇に対する利益確定売りに押され伸び悩んでいる。
アクロデア<3823>:499円(前日比+57円)
急反発。一時486円まで上昇し年初来高値を更新した。マンション等の集合住宅向け「インターホン向けIoTシステム」を、今回新たに福岡県の新築「一戸建て住宅」に提供開始したと発表している。インターホンがインターネットに接続されることにより、屋内だけでなく、外出先でもスマートフォン等のインターネットに接続できる機器で、インターホンの基本機能である訪問者の映像確認、音声応答、オートロック解錠を可能とする。
オンコリスバイ<4588>:895円(買い気配)
ストップ高買い気配。中国の江蘇恒瑞医薬股フン有限公司との間で、OBP-301(テロメライシン)の中国における導出を前提とした基本合意書を締結すると発表している。今年11月末までをメドとして、両社の間でライセンス契約を締結することを目指すという。また、現在テロメスキャン(OBP-1101)のライセンス先である韓国WONIK CUBE Corp.と、テロメスキャンの韓国での製造権を付与する契約を締結することも発表している。
トレイダーズ<8704>:233円(前日比+50円)
ストップ高。資本業務提携を行うLiquidが、同社と共同開発を行った生体認証を利用した金融機関向けのインターネットログイン管理サービス「Liquid-Trade」の販売を開始したと発表している。また、同社子会社のトレイダーズ証券において、同サービスをもとにカスタマイズした指紋認証によるログインツールを、取引を行う一部の顧客に利用してもらう実証実験を併せて開始した。
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