図研--- IoTの流れに乗り、17年3月期に浮上を目指す
[16/05/23]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
図研<6947>は、製造業における製品設計・開発業務全体の高度化・最適化を支援する各種ITシステムの開発・製造・販売や、コンサルティングサービスを事業内容とする。
同社の強みは、1976年の設立以来、エレクトロニクス実装設計のためのソフトウェア製品の研究開発を通じて培ったエレクトロニクス設計ソリューションの知見。またワイヤハーネス設計ソリューションを中心として、世界の主要オートモーティブサプライヤーを顧客に持つ最先端の電装制御設計ソリューションの知見。加えて、これら電気と機械両設計分野の設計・製造データを最先端の3次元化技術を駆使して統合管理するITソリューションを開発している総合力にある。
また海外進出も盛んで、海外10か国以上で展開するグローバルネットワークを有している。ソフトウェア開発については現在、日本、イギリス、ドイツを拠点としているものの、今期はモバイル機器の先端技術などで世界をリードする米国においても、研究開発体制を強化していく予定。
足元の業績では16年3月期で、売上高が前年同期比3.1%増の219.52億円となった。その一方で、営業利益、経常利益、純利益はそれぞれ前年同期比で大幅減益。これは今後を見据えて、(1)電気設計システムの国内競合企業の事業買収、(2)輸送用機器、産業機器向けの配線設計システムの米国パートナー企業を買収、(3)米国シリコンバレーでの「Zuken SOZO(創造)Center」を基点にした事業開発活動への注力、(4)自動車設計支援を行うことのできる、次世代電装設計システム「Architecture Planner」をドイツ拠点と協力して開発したことなどにより、関連費用が増大したためである。
17年3月期の通期業績については、売上高が前期比微増の227.00億円、営業利益が同93%増の15.00億円、経常利益が同106%増の15.50億円、当期純利益が同269%増の10.00億円を見込んでおり、先行投資の回収が期待される。
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同社の強みは、1976年の設立以来、エレクトロニクス実装設計のためのソフトウェア製品の研究開発を通じて培ったエレクトロニクス設計ソリューションの知見。またワイヤハーネス設計ソリューションを中心として、世界の主要オートモーティブサプライヤーを顧客に持つ最先端の電装制御設計ソリューションの知見。加えて、これら電気と機械両設計分野の設計・製造データを最先端の3次元化技術を駆使して統合管理するITソリューションを開発している総合力にある。
また海外進出も盛んで、海外10か国以上で展開するグローバルネットワークを有している。ソフトウェア開発については現在、日本、イギリス、ドイツを拠点としているものの、今期はモバイル機器の先端技術などで世界をリードする米国においても、研究開発体制を強化していく予定。
足元の業績では16年3月期で、売上高が前年同期比3.1%増の219.52億円となった。その一方で、営業利益、経常利益、純利益はそれぞれ前年同期比で大幅減益。これは今後を見据えて、(1)電気設計システムの国内競合企業の事業買収、(2)輸送用機器、産業機器向けの配線設計システムの米国パートナー企業を買収、(3)米国シリコンバレーでの「Zuken SOZO(創造)Center」を基点にした事業開発活動への注力、(4)自動車設計支援を行うことのできる、次世代電装設計システム「Architecture Planner」をドイツ拠点と協力して開発したことなどにより、関連費用が増大したためである。
17年3月期の通期業績については、売上高が前期比微増の227.00億円、営業利益が同93%増の15.00億円、経常利益が同106%増の15.50億円、当期純利益が同269%増の10.00億円を見込んでおり、先行投資の回収が期待される。
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