注目銘柄ダイジェスト(前場):ソニー、村田製、グリーンペプタイドなど
[16/05/25]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
村田製<6981>:12210円(前日比-150円)
売り優勢。モルガン・スタンレーMUFG証券では投資判断を「オーバーウェイト」から「イコールウェイト」に格下げ、目標株価は13700円としている。スマホ出荷台数およびRFフロントエンドモジュール売上高予想を引き下げ、16年度以降はドル換算でもスマホ向け売上高の伸びが鈍化すると予想している。今期営業利益は会社計画2400億円、市場予想2500億円超の水準を下回る2190億円と予想のようだ。
小野薬品<4528>:4879円(前日比-231円)
続落。大和証券では投資判断を「1」から「2」に格下げ、目標株価も6100円から5700円に引き下げている。当面はオプジーボの売上が株式市場にとって驚くほどの急拡大となる可能性は低下したとみているほか、今後は次期薬価改定での薬価引き下げについての不透明感が徐々に強まる可能性があると指摘しているようだ。
ニトリHD<9843>:11070円(前日比+620円)
大幅高で高値更新。5月の月次動向では、既存店売上高は前年同月比7.0%増となり、6ヶ月連続でのプラス成長となっている。3-5月期累計では前年同期比7.5%増と順調な推移になっている。ゴールドマン・サックス証券では投資判断「買い」でコンビクション・リストに継続採用、想定以上の粗利、中国の可能性などから、目標株価を13000円にまで引き上げ。
山九<9065>:588円(前日比+54円)
急伸。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では投資判断を「ニュートラル」から「オーバーウェイト」に格上げ、目標株価も633円から700円に引き上げている。施工能力拡大が受注シェア拡大に繋がり、持続的成長が期待されるとみているもよう。業界の人材不足の環境下で、同社の人材拡大によるメンテナンス品質向上と施工能力向上が受注拡大へ繋がる好循環が生まれきていることが背景と。
ソニー<6758>:3070円(前日比+184.5円)
買い優勢。前日に、熊本地震などの影響で遅れていた今期の業績見通しを発表している。営業利益は3000億円で、ほぼ市場想定どおりの水準となり、安心感の高まりにもつながっている。地震の影響など一時的な費用を除くと、実質的には4350億円レベルの水準にもなり、来期の5000億円達成が十分視野に入る状況でもある。為替の想定レートも、保守的なものと捉えられているようだ。
グリーンペプタイド<4594>:874円(前日比+33円)
一時755円まで急落も切り返す。メリルリンチ日本証券を割当先とする行使価額修正条項付き第9回新株予約権の発行と、コミットメント条項付き第三者割当て契約の締結を発表している。潜在株式数は540万8000株、最大希薄化率は議決権ベースで17.00%となる。当初行使価額は920円。差引手取概算額は49.9億円を見込んでおり、がんペプチドワクチン「GRN-1201」の新規適応症を対象とする臨床試験の実施などに充当する。
アルファクス<3814>:1483円(前日比+136円)
一時ストップ高。4月に同社POS「FOODα5000」における「LINE Pay」決済の連動を開始したことをきっかけに人気化しているが、前日には山口県山陽小野田市の本社隣接地に、災害に強い独立電源方式となる全オフグリッド型のデータセンターを新たに建設すると発表している。災害時にもデータセンターサーバー機器系統のみでなく、すべての管理/通常業務サービスの事務局も止まることなくサービスが継続できるという。
HMT<6090>:979円(買い気配)
ストップ高買い気配。エムスリー<2413>と資本業務提携すると発表している。エムスリーグループの総合力を活用し連携を強化することで、うつ病バイオマーカーの実用化・事業化を加速させるとともに、新たなバイオマーカーのパイプライン創出を目指すという。また、エムスリーなどを割当先として第三者割当増資を実施する。発行新株式数は43万株で8.06%の希薄化が生じるものの、提携への期待感が先行する展開となっている。
<KS>