クロップス--- 不透明な事業環境ながら、タブレット等の端末販売好調で基幹事業が大幅増益
[16/05/27]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
クロップス<9428>は、auブランドのみを扱う、携帯電話の販売事業会社。東海4県で40店舗のauショップを直営展開しており、専売店では唯一、KDDI株式会社より出資を受けるなど信頼も厚い。
主力の移動体通信事業については、総務省からスマートフォンの料金及び端末販売に関して講ずべき措置について、携帯電話事業者に対し要請が入り、直近でも更に追加要請がなされるという旨の報道が入るなど事業環境は不透明であると言える。
足元の業績は16年3月期で、売上高が前年同期比22.4%増の330.74億円、営業利益は同76.1%増の9.11億円、経常利益は同81.3%増の9.35億円となった。基幹事業である移動体通信事業では、上述した通り、不透明な事業環境ながら、保有顧客を着実に増加し、手数料収入で大幅増益となっている。加えて人材派遣、ビルメンテナンス以外のセグメントは大幅増収増益となっている。基幹事業である移動体通信事業以外の柱も順調に育ってきていると言える。
17年3月期については、構造改革を通じて企業価値を高める堅実な方針で、連結業績予想では売上高前期比1.4%増の335.49億円、営業利益は同2%増の9.30億円、経常利益は同2.5%増の9.59億円を見込んでいる。
16年1月に連結子会社である(株)スガタと大明商事(株)の合併により、シナジー効果が期待されることや飲食店向けの開店・閉店支援や店舗管理を手掛ける飲食店舗賃貸事業の好調が予想される。
<TN>
主力の移動体通信事業については、総務省からスマートフォンの料金及び端末販売に関して講ずべき措置について、携帯電話事業者に対し要請が入り、直近でも更に追加要請がなされるという旨の報道が入るなど事業環境は不透明であると言える。
足元の業績は16年3月期で、売上高が前年同期比22.4%増の330.74億円、営業利益は同76.1%増の9.11億円、経常利益は同81.3%増の9.35億円となった。基幹事業である移動体通信事業では、上述した通り、不透明な事業環境ながら、保有顧客を着実に増加し、手数料収入で大幅増益となっている。加えて人材派遣、ビルメンテナンス以外のセグメントは大幅増収増益となっている。基幹事業である移動体通信事業以外の柱も順調に育ってきていると言える。
17年3月期については、構造改革を通じて企業価値を高める堅実な方針で、連結業績予想では売上高前期比1.4%増の335.49億円、営業利益は同2%増の9.30億円、経常利益は同2.5%増の9.59億円を見込んでいる。
16年1月に連結子会社である(株)スガタと大明商事(株)の合併により、シナジー効果が期待されることや飲食店向けの開店・閉店支援や店舗管理を手掛ける飲食店舗賃貸事業の好調が予想される。
<TN>