注目銘柄ダイジェスト(前場):トヨタ、ブランジスタ、味の素など
[16/05/30]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
HIS<9603>:2953円(前日比+133円)
買い優勢。先週末に上半期の決算を発表、営業利益は85億円で前年同期比14.9%減益、下方修正していた事前予想83億円に沿った着地に。最終損益は事前予想の20億円の赤字に対して黒字を確保した。通期予想は下方修正しているが、上半期のみ下方修正されていたことで、想定内の下振れと捉えられている。目先のアク抜け感に加えて、上限110万株の自己株式取得発表も買い材料に。
アインHD<9627>:6890円(前日比+860円)
大幅高。先週末に4月期の決算を発表している。営業利益は146億円で前期比27.7%増益、従来予想の134億円を上回る着地に。今期は163億円で同11.5%増益の見通しとなっている。調剤報酬改定の影響などで各社が慎重なガイダンスとなっていた中、想定以上の好業績見通し発表で安心感が強まる展開に。
味の素<2802>:2677円(前日比+116円)
大幅続伸。シティグループ証券では、株価と連動性が高いリジン価格は、5月に1年5ヵ月ぶり上昇に転じたと推定しているもよう。北米を中心に需給が引き締まったことが背景としている。株式市場はリジン価格上昇に懐疑的な見方が多かったと指摘しており、目標株価を3300円にまで引き上げているようだ。
ネクシィーズ<4346>:2196円(買い気配)
ストップ高買い気配。子会社のブランジスタがストップ高買い気配となっており、刺激材料につながっている。足元ではブランジスタ株の動向に連動性が強まっている。ブランジスタは先週末にスマホゲーム「神の手」のサービス開始を発表、獲得した景品が自宅に届くなど、リアルとバーチャルを融合させた3Dクレーンゲームとなっており、先行きへの期待感が先行する形に。
トヨタ<7203>:5659円(前日比+70円)
為替の円安を映して買い先行も伸び悩みへ。UBS証券では投資判断を「ニュートラル」から「セル」に格下げしている。目標株価も5600円から4900円に引き下げている。今期に続き、18.3期も販売低迷から2期連続の営業減益を見込むとしているもよう。中長期に向けた先進安全やTNGAの投資・費用急拡大局面にあるため、販売低迷が続けば、為替除く利益は横ばいから減少トレンドが続くことは避けられないと指摘へ。
大和コン<3816>:1552円(前日比-138円)
急反落。15年8月-16年4月期(第3四半期累計)決算とともに、16年7月期業績予想の下方修正を発表している。第3四半期累計の営業利益は前年同期比21.8%減の2.51億円で着地した。また、通期営業利益見通しは3.85億円から2.90億円(前期は3.78億円)へと引き下げた。システム開発案件に係る外注費の増加が収益を圧迫しているほか、大型システム開発案件の開発時期に遅れが想定されるという。
ネットイヤー<3622>:1638円(前日比+170円)
大幅続伸。NTTデータ<9613>と流通業界を中心とした企業へのオムニチャネル導入の推進を目的に協業することで合意したと発表している。共同でコンサルティングからシステム構築・運用、運用における情報解析等を行うことで、企業が求める最適なオムニチャネルの実現に寄与していく。ネットイヤーは基本構想フェーズにおけるコンサルティングを行うほか、導入・運営フェーズでECデザインやアクセス解析・サイト運用を支援する。
ブランジスタ<6176>:5570円(買い気配)
ストップ高買い気配。27日に作詞家の秋元康氏がプロデュースする新作スマートフォンゲーム「神の手」の詳細を発表し、事前登録を開始している。神の手はゲームセンターにあるクレーンゲームをスマートフォンゲームで再現し、獲得した景品が自宅に届くバーチャルクレーンゲーム。景品の企画性をキラーコンテンツとして、アイドルグループ「AKB48」グループのオリジナルグッズなどを投入する。サービス開始は6月18日の予定。
<KS>