注目銘柄ダイジェスト(前場):パナソニック、かんぽ生命、メドレックなど
[16/05/31]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
ダブルスコープ<6619>:6360円(前日比+220円)
切り返して反発。前日に公募増資の実施を発表している。122万株の公募、上限18万株のオーバーアロットメントによる売出を実施する。発行済み株式数に占める比率は最大で9.8%となる。ただ、希薄化を嫌気するよりも、調達資金による積極投資が今後の事業成長につながっていくとの期待感が高まる格好になっている。なお、6月末に1:2の株式分割を実施とも発表。
ファナック<6954>:16985円(前日比+250円)
堅調。野村證券では投資判断を「リデュース」から「ニュートラル」に格上げしている。目標株価は15600円を継続のもよう。中国・アジアのFA事業の受注は最悪期を通過、全社営業利益は4-6月期を底に緩やかな回復が予想されるとしている。また、業績面でのネガティブサプライズリスクは低いと見ているほか、総還元利回りが株価を一定程度支えるとも。
かんぽ生命<7181>:2487円(前日比+59円)
続伸。8月から保険料金を引き上げるとの報道が伝わっている。貯蓄性の高い商品は若者や中年層で最大1割強の値上げを行うもよう。約15年ぶりの保険料金一斉見直しとなる。値上げ効果によって年間の純利益は数百億円改善する見通しとされており、金利低下による運用環境の悪化が警戒されていた中で、期待材料視する動きが先行へ。
パナソニック<6752>:1029円(前日比+33.7円)
続伸、4月28日以来の1000円乗せとなっている。テレビ用液晶パネルから撤退との報道が伝わっている。価格競争の激化に伴い、採算を確保できないと判断したようだ。収益性の改善につながるとして、評価の動きが先行する形に。今後も不採算事業のリストラが相次ぐといった期待感などにもつながる形へ。
福山コンサル<9608>:612円(前日比+41円)
一時670円まで上昇し年初来高値更新。16年6月期業績予想の上方修正と期末配当の増額を発表している。営業利益見通しは従来の3.60億円から5.00億円(前期は3.57億円)へと引き上げた。道路交通センサス業務や老朽化対策業務、鉄道関連業務、CM関連業務等の受注が増加しているという。また、期末配当予想は1株当たり15.00円から18.00円(同17.00円)に修正している。
ハンズマン<7636>:5800円(前日比+530円)
大幅続伸。1株につき2株の割合で株式分割を実施すると発表している。基準日は6月30日。株式の投資単位あたりの金額を引き下げることにより、流動性の向上及び投資家層の拡大を図ることを目的としている。朝方に一時6100円まで上昇し、上場来高値を更新した。
DDS<3782>:378円(前日比+70円)
大幅続伸。同社が開発・販売する多要素認証ソリューション「EVE MA」が、Gcomホールディングスが開発する地方自治体向け住民情報システム「Acrocity」の認証オプションとして採用されたと発表している。国内160以上の地方自治体への導入実績を有するAcrocityにEVE MAを組み合わせることで、地方自治体における情報セキュリティの向上と利便性の向上を推進する。17年度より全国の地方自治体へ展開するという。
メドレック<4586>:1311円(買い気配)
ストップ高買い気配。帯状疱疹後の神経疼痛治療薬「MRX-5LBT」の米国における第I相臨床試験結果を公表している。MRX-5LBTは独自技術ILTS(Ionic Liquid Transdermal System)を使用した新規のリドカインテープ剤だが、今回の臨床試験において、米国でピーク時に年商1200億円を売り上げたリドカインパップ剤「Lidoderm」と比べ、皮下組織により早くより多くのリドカインを浸透させることを示唆する結果が得られたという。
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