東陽テクニカ--- 様々な“はかる”技術で産業発展に貢献、通期達成に向けて力を溜める
[16/06/08]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
東陽テクニカ<8151>は、情報通信から、イメージングツール(いわゆる顕微鏡)、振動・騒音や海洋にいたるまで、広範な領域に最先端の計測・測定機器を提供する商社である。
足元の業績は16年第2四半期で、売上高が前年同四半期比5.6%増の129.91億円となった。その一方で、利益段階ではいずれも減益となっている。売上高の増加については、情報通信、EMC/大型アンテナ、海洋/特機、メディカルシステムなどのセグメントが前年同四半期比で大きく伸びたことが寄与している。具体的な要因としては、(1)国内キャリアの仮想化への投資の増加及び、携帯端末向け試験サービス需要の拡大(2) 自動車関連の国内EMC大型案件 (3)中国市場での液晶評価システムの引き合い増加(4)国内医療機器メーカー向け製品の好調などである。一方で利益面については、円安による売上原価の増大、販管費の増加、自己株式の取得などが重なり、減益となった。
今後の戦略としては、同社グループが持つ幅広い測定技術やノウハウを融合させた独自ソリューションの提供を推し進めるとともに、積極的な投資や買収によるビジネス領域の拡大を標榜している。今期もその方針に沿って、情報通信測定機器に係るソフトウェア開発を行うPolyVirtual Corporationを同社グループに加えたことにより、関連費用が増加したことも増収減益の要因の1つとなっている。
17年9月期の連結業績予想は、成長余地の大きい中国市場において、オリジナル開発商品の投入、人員増加などを通じて積極展開を進める。これらにより、売上高は、前期比7.2%増の 225.00億円、営業利益は前期比38.9%増の17.50億円、経常利益は前期比13.3%増の19.00億円を見込んでいる。
<TN>
足元の業績は16年第2四半期で、売上高が前年同四半期比5.6%増の129.91億円となった。その一方で、利益段階ではいずれも減益となっている。売上高の増加については、情報通信、EMC/大型アンテナ、海洋/特機、メディカルシステムなどのセグメントが前年同四半期比で大きく伸びたことが寄与している。具体的な要因としては、(1)国内キャリアの仮想化への投資の増加及び、携帯端末向け試験サービス需要の拡大(2) 自動車関連の国内EMC大型案件 (3)中国市場での液晶評価システムの引き合い増加(4)国内医療機器メーカー向け製品の好調などである。一方で利益面については、円安による売上原価の増大、販管費の増加、自己株式の取得などが重なり、減益となった。
今後の戦略としては、同社グループが持つ幅広い測定技術やノウハウを融合させた独自ソリューションの提供を推し進めるとともに、積極的な投資や買収によるビジネス領域の拡大を標榜している。今期もその方針に沿って、情報通信測定機器に係るソフトウェア開発を行うPolyVirtual Corporationを同社グループに加えたことにより、関連費用が増加したことも増収減益の要因の1つとなっている。
17年9月期の連結業績予想は、成長余地の大きい中国市場において、オリジナル開発商品の投入、人員増加などを通じて積極展開を進める。これらにより、売上高は、前期比7.2%増の 225.00億円、営業利益は前期比38.9%増の17.50億円、経常利益は前期比13.3%増の19.00億円を見込んでいる。
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