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ソルクシーズ Research Memo(1):高齢者の在宅見守り支援システム「いまイルモ」がスタート

注目トピックス 日本株
ソルクシーズ<4284>はソフトウェア開発事業とデジタルサイネージ事業を展開する。ソフトウェア開発では金融業界向けの割合が高く、単独売上高の6割強を占める。既存事業の強化に加えて、収益の安定性を高めるためストック型ビジネスを育成中のほか、FintechやIoT、自動運転技術など成長が見込める分野にも今後注力していく方針だ。2015年12月にJASDAQ市場から東証第2部に市場変更したが、今後は第1部への上場も目指していく。

4月28日付で発表された2016年12月期第1四半期の連結業績は、売上高が前年同期比19.1%増の3,160百万円、営業利益が同34.8%減の77百万円と増収減益となった。金融業界向けを中心にソフトウェア開発の売上げが好調に推移したものの、外注費や採用費が増加したほか、グループ子会社の収益も伸び悩んだことから2ケタ減益となった。ただ、会社計画比で見ると売上高、営業利益ともに上回っており、順調に推移している。

第2四半期以降もソフトウェア開発事業の豊富な受注残を背景に、売上高は高水準が続く見通しだ。第1四半期は低採算案件が売上に計上されたこともあり、一時的に利益水準が落ち込んだものの、通期では売上高で前期比8.7%増の12,300百万円、営業利益で同6.2%増の630百万円と増収増益が見込まれる。

ストック型ビジネスについては、高齢者の在宅見守り支援システム「いまイルモ」の採用例が増えてきているほか、IoTを活用したエネルギーマネジメントシステム事業が子会社で動き始めるなど、着々と成果が出始めている。また、Fintech領域での新サービスも今期中の開始を目指している。主力のソフトウェア開発事業の成長に加えて、これらストック型ビジネスの収益化、さらには海外への事業展開を図ることで、2018年12月期には売上高で14,000百万円、経常利益で750百万円を目指していく考えだ。

■Check Point
・売上高はソフトウェア開発事業の好調な推移などで、2四半期連続で過去最高を更新
・ストック型ビジネスに注力中
・16/12期は売上高120億円、営業利益が6.30億円と増収増益の見通し

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)



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