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ソルクシーズ Research Memo(5):16/12期は売上高120億円、営業利益が6.30億円と増収増益の見通し

注目トピックス 日本株
■業績見通し

ソルクシーズ<4284>の2016年12月期の連結業績は、売上高が前期比8.7%増の12,300百万円、営業利益が同6.2%増の630百万円、経常利益が同3.8%増の630百万円、当期純利益が同21.7%増の365百万円となる見通しだ。第1四半期こそ減益となったものの、ソフトウェア開発事業における豊富な受注残を背景に、第2四半期以降も売上高は高水準が続く見通しであり、低採算案件も一巡したことから、利益面でも回復が見込まれる。

課題となっている外注先企業の開拓については、1年前に立ち上げたパートナー推進室によって掘り起しが進み、対象企業数としては前年の2倍近くまで増加したと見られる。これら外注先とは情報共有ネットワークを構築し、外注先の稼働状況を確認しながら、受注案件の委託を最適な外注先に行う体制ができつつあると言う。国内におけるシステム開発需要は金融業界向けを中心に、2020年頃までは拡大傾向が続くと見られており、同社においても外注先とのネットワークが強化されたことで、更なる成長が見込めよう。

また、ストック型ビジネスでは今期中にFintech分野において新たなサービスの投入を予定しているほか、法人向けクラウドサービス「CSO(Cloud Shared Office)」※のASEANでの展開も計画している。現地日系企業向けに順調に契約が積み上がれば、次のステップとして米国への進出も視野に入れている。

※クラウドを使ったファイル共有、帳票出力サービス。現在、契約社数は大企業を中心に120社と年々増加傾向にある。

主力のソフトウェア開発事業の成長に加えて、これらストック型ビジネスの収益化、さらには海外への事業展開を図ることで、2018年12月期には売上高で14,000百万円、経常利益で750百万円を目指していく考えだ。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)



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