ティア Research Memo(1):東京都内初出店で更なる成長に期待
[16/06/09]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
ティア<2485>は、名古屋を地盤に葬儀会館「ティア」を運営する。「葬儀価格の完全開示」「適正な葬儀費用」を業界に先駆けて提唱し、「徹底した人財教育によるサービスの向上」を実践することで、顧客の支持を拡大してきた。2016年3月末時点で直営とFC含めて81店舗を中部、関西、首都圏エリアで展開している。
5月9日に発表された2016年9月期第2四半期累計(2015年10月−2016年3月)の業績は、売上高が前年同期比5.3%増の5,520百万円、経常利益が同4.3%増の731百万円となり、ほぼ計画どおりの進捗となった。直営店の葬儀単価が若干低下したものの、葬儀件数の増加でカバーして増収となった。利益面では増収効果に加えて、取扱商品の見直しや一部業務の内製化による原価低減を進めたことが増益要因となった。なお、新規出店はFCで関東エリアに2店舗を開設している。
2016年9月期は売上高が前期比5.8%増の10,800百万円、経常利益が同2.7%増の1,050百万円と期初計画を据え置いている。第2四半期までの進捗率は売上高で51.1%、経常利益で69.7%と利益面での進捗率が高くなっているが、当下期は直営4店舗、FC2店舗の出店を計画しており(前年同期は直営2店舗のみ)出店費用が増加すること、また、人財投資や販促費なども積極的に投下していくことから、会社計画どおりに推移するものと予想される。
新規出店のうち1店舗は東京都内での初出店となる。自社ホールを持たず、ビルイン型ショップ(テナント出店)での出店形態で、葬儀相談サロンとして営業活動を展開していく計画だ。テナント出店となるため固定費負担も小さく、早期の収益化が実現可能となる。1号店が順調に立ち上がれば、来期以降も積極的に展開していく方針となっており、その動向が注目される。
現在、進行中の中期3ヶ年計画では、最終年度となる2018年9月期に売上高12,190百万円、経常利益1,200百万円を目標として掲げている。出店ペースは直営、FCとも年間4店舗ペースで拡大していく計画となっており、着実な成長を進めていく。将来的には葬儀業界で初となる全国展開を目標としている。葬儀市場は年間で約1.7兆円規模となっており、現在は1%にも満たないシェアであるが、地盤である名古屋市内では既に20%を超えるシェアを有するまでに成長していることから、潜在的な成長ポテンシャルは極めて大きいと言えよう。
■Check Point
・独自の会員システムで順調に会員数は増加
・半期ベースでは売上高10期連続、利益は3期連続の増益
・過去最高業績を5期連続で更新する見通し
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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5月9日に発表された2016年9月期第2四半期累計(2015年10月−2016年3月)の業績は、売上高が前年同期比5.3%増の5,520百万円、経常利益が同4.3%増の731百万円となり、ほぼ計画どおりの進捗となった。直営店の葬儀単価が若干低下したものの、葬儀件数の増加でカバーして増収となった。利益面では増収効果に加えて、取扱商品の見直しや一部業務の内製化による原価低減を進めたことが増益要因となった。なお、新規出店はFCで関東エリアに2店舗を開設している。
2016年9月期は売上高が前期比5.8%増の10,800百万円、経常利益が同2.7%増の1,050百万円と期初計画を据え置いている。第2四半期までの進捗率は売上高で51.1%、経常利益で69.7%と利益面での進捗率が高くなっているが、当下期は直営4店舗、FC2店舗の出店を計画しており(前年同期は直営2店舗のみ)出店費用が増加すること、また、人財投資や販促費なども積極的に投下していくことから、会社計画どおりに推移するものと予想される。
新規出店のうち1店舗は東京都内での初出店となる。自社ホールを持たず、ビルイン型ショップ(テナント出店)での出店形態で、葬儀相談サロンとして営業活動を展開していく計画だ。テナント出店となるため固定費負担も小さく、早期の収益化が実現可能となる。1号店が順調に立ち上がれば、来期以降も積極的に展開していく方針となっており、その動向が注目される。
現在、進行中の中期3ヶ年計画では、最終年度となる2018年9月期に売上高12,190百万円、経常利益1,200百万円を目標として掲げている。出店ペースは直営、FCとも年間4店舗ペースで拡大していく計画となっており、着実な成長を進めていく。将来的には葬儀業界で初となる全国展開を目標としている。葬儀市場は年間で約1.7兆円規模となっており、現在は1%にも満たないシェアであるが、地盤である名古屋市内では既に20%を超えるシェアを有するまでに成長していることから、潜在的な成長ポテンシャルは極めて大きいと言えよう。
■Check Point
・独自の会員システムで順調に会員数は増加
・半期ベースでは売上高10期連続、利益は3期連続の増益
・過去最高業績を5期連続で更新する見通し
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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