ティア Research Memo(6):半期ベースでは売上高10期連続、利益は3期連続の増益
[16/06/09]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■決算動向
(1) 2016年9月期第2四半期累計の業績概要
5月9日付で発表されたティア<2485>の2016年9月期第2四半期累計の業績は、売上高が前年同期比5.3%増の5,520百万円、営業利益が同0.6%増の741百万円、経常利益が同4.3%増の731百万円、四半期純利益が同9.1%増の468百万円となり、半期ベースでは売上高で10期連続、利益は3期連続の増益となった。
当期における取り組みとして、新規出店をFCで2店舗(神奈川県、茨城県)開設したほか、既存店1店舗の改装を実施した。また、将来の顧客となる「ティアの会」会員数の拡大を図るべく、会館イベントや団体営業を積極的に推進するとともに、会員向け優待サービス「ティアプラス」の拡充を図り、会員数は2016年3月末に前期末比1.2万人増の27.5万人へ拡大した。葬儀件数は既存店の増加に加えて前期に新規開設した直営4店舗が順調に立ち上がったことにより、直営店で前年同期比6.5%増の4,446件、FC店で同4.7%増の2,122件、合計で同5.9%増の6,568件となった。売上高が期初計画比で1.8%未達となったが、これは葬儀単価が計画比2.6%下回ったことが要因となっている。
売上原価率は、取扱商品や仕入単価の見直しに加えて、葬儀に付帯する一部業務の内製化等により、前年同期比0.9ポイント低下した。販管費は積極的な人財確保に伴う人件費増(約29百万円増)や広告宣伝費の増加(約14百万円増)に加えて、新基幹システムの稼働に伴う経費増(約50百万円増)等により、前年同期比11.7%増となった。
営業利益は増収効果や原価率の低減により販管費の増加を吸収し、前年同期比0.6%増と若干ながら増益を維持した。また、経常利益は金融収支の改善が進んだことで同4.3%増益に、四半期純利益は実効税率の低下により同9.1%増益となり、ほぼ会社計画どおりの進捗となった。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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(1) 2016年9月期第2四半期累計の業績概要
5月9日付で発表されたティア<2485>の2016年9月期第2四半期累計の業績は、売上高が前年同期比5.3%増の5,520百万円、営業利益が同0.6%増の741百万円、経常利益が同4.3%増の731百万円、四半期純利益が同9.1%増の468百万円となり、半期ベースでは売上高で10期連続、利益は3期連続の増益となった。
当期における取り組みとして、新規出店をFCで2店舗(神奈川県、茨城県)開設したほか、既存店1店舗の改装を実施した。また、将来の顧客となる「ティアの会」会員数の拡大を図るべく、会館イベントや団体営業を積極的に推進するとともに、会員向け優待サービス「ティアプラス」の拡充を図り、会員数は2016年3月末に前期末比1.2万人増の27.5万人へ拡大した。葬儀件数は既存店の増加に加えて前期に新規開設した直営4店舗が順調に立ち上がったことにより、直営店で前年同期比6.5%増の4,446件、FC店で同4.7%増の2,122件、合計で同5.9%増の6,568件となった。売上高が期初計画比で1.8%未達となったが、これは葬儀単価が計画比2.6%下回ったことが要因となっている。
売上原価率は、取扱商品や仕入単価の見直しに加えて、葬儀に付帯する一部業務の内製化等により、前年同期比0.9ポイント低下した。販管費は積極的な人財確保に伴う人件費増(約29百万円増)や広告宣伝費の増加(約14百万円増)に加えて、新基幹システムの稼働に伴う経費増(約50百万円増)等により、前年同期比11.7%増となった。
営業利益は増収効果や原価率の低減により販管費の増加を吸収し、前年同期比0.6%増と若干ながら増益を維持した。また、経常利益は金融収支の改善が進んだことで同4.3%増益に、四半期純利益は実効税率の低下により同9.1%増益となり、ほぼ会社計画どおりの進捗となった。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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