プラネット---今期は減益計画も第3四半期累計決算は営業増益で着地、15期連続の増配を予定
[16/06/15]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
プラネット<2391>は一般消費財の流通ネットワークを支える情報の取りまとめ役。具体的には、メーカーと卸売業者間の商取引を仲介するEDIサービスを主力としている。1985年に日用品・化粧品メーカー8社とインテックの共同出資で設立。現在では資材サプライヤー、メーカー、卸売業者を合わせて1200社以上が同社のEDIサービス上で、毎月平均1億5000万行以上の伝票データをやりとりしている。
2016年7月期は売上高が前期比1.2%増の28.50億円、営業利益が同10.0%減の6.15億円を計画。EDIサービスの着実な利用拡大で売上高は増加するものの、安全で強固なシステム基盤構築のための費用や、サービスリニューアルに伴う運用費の増加などから利益面は減益を見込んでいる。ただ、5月26日に発表した第3四半期累計決算はインバウンド需要の追い風もあって売上高が前年同期比3.8%増の21.55億円、営業利益が同2.4%増の4.95億円と堅調。通期計画に対する営業利益の進捗率は80.5%となり、上振れが期待できる着地になった。
同社は設立以来、順調に売上高を拡大しており、永続的かつ安定的な株主への利益還元を行う方針のもと、配当金を着実に増やしている。2016年7月期の1株当たり年間配当金は前期比1.0円増配の38.0円を予定しており、予定通り実施されると15期連続の増配になる。今後も、中長期的な安定成長を実現するため、既存ユーザーの利用率拡大や、隣接業界への展開、ビックデータを活用した「見える化サービス」の検討などに力を入れていく方針だ。
<TN>
2016年7月期は売上高が前期比1.2%増の28.50億円、営業利益が同10.0%減の6.15億円を計画。EDIサービスの着実な利用拡大で売上高は増加するものの、安全で強固なシステム基盤構築のための費用や、サービスリニューアルに伴う運用費の増加などから利益面は減益を見込んでいる。ただ、5月26日に発表した第3四半期累計決算はインバウンド需要の追い風もあって売上高が前年同期比3.8%増の21.55億円、営業利益が同2.4%増の4.95億円と堅調。通期計画に対する営業利益の進捗率は80.5%となり、上振れが期待できる着地になった。
同社は設立以来、順調に売上高を拡大しており、永続的かつ安定的な株主への利益還元を行う方針のもと、配当金を着実に増やしている。2016年7月期の1株当たり年間配当金は前期比1.0円増配の38.0円を予定しており、予定通り実施されると15期連続の増配になる。今後も、中長期的な安定成長を実現するため、既存ユーザーの利用率拡大や、隣接業界への展開、ビックデータを活用した「見える化サービス」の検討などに力を入れていく方針だ。
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